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愛知県の市町村別貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【岡崎市】
岡崎市は愛知県の西三河地域に位置し、県内でも高い商業力を有する場所です。岡崎城や動物園があることでも知られ、観光地としても発展しています。岡崎市で貸店舗やテナントを探しているなら、街の特徴や家賃相場などをあらかじめチェックしておくことがおすすめです。同市の基本情報や、貸店舗の需要や相場などを紹介します。
【目次】
1.岡崎市の基本情報
2.岡崎市の貸店舗・テナントの家賃相場
3.岡崎市における貸店舗・テナントの今後の動向
4.今回のまとめ
岡崎市の基本情報
岡崎市は愛知県のほぼ中央にあり、東京まで約2時間、大阪まで約1時間半の場所にあります。豊川市や豊田市などに隣接し、面積は387.20平方km、人口は約38万人です。周辺地域の自動車関連産業が発展したことで、人口を伸ばしました。人口規模が大きい地域は、美合町・明大寺町・矢作町・稲熊町・福岡町などです。市の中心部にある「岡崎城」は街のシンボルであり、日本100名城にも選定されています。徳川家康公生誕の地として知られ、かつては城下町や宿場町として栄えました。深い歴史を持ち、神社仏閣が多い街としての側面を持っています。
肥沃な大地と温暖な気候に恵まれ、矢作川や乙川水系など水が豊かなことから都市近郊型農業地帯として発展しました。平坦地では水稲や大豆、丘陵地では柿やブドウなどが栽培されています。産業振興への取り組みとして、さまざまな農林産物のブランド化を図っていることも特徴の一つです。
岡崎市周辺の貸店舗・テナントの家賃相場
岡崎市の貸店舗やテナントの坪単価は、5000~8000円台が多くなっています。市内でも商業が発達している岡崎駅・東岡崎駅や岡崎公園前駅などの、名鉄名古屋本線周辺は比較的賃料が高い傾向です。駅前や高速道路へのアクセスが良く、交通の利便性が高い場所ほど多くの物件が集まっています。
例えば、岡崎公園の最寄り駅である岡崎公園前駅は桜の名所として有名で、夏祭りや花火大会も開催されるなど時期によって人通りが大幅に増加する場所です。季節感を生かした商売の需要があるでしょう。事務所としても店舗としても使える物件も見つかるので、上手に利用してはいかがでしょうか。
岡崎市における貸店舗・テナントの今後の動向
近年、岡崎市の人口は伸びており平成22年に一度は減少するものの持ち直しました。令和2年に再び増加率がマイナスになりますが、全体的には増えています。ほかの地域と同じく、将来的な少子高齢化に備えた取り組みが課題です。岡崎市の中心部にある大型の商業施設の利用者は多く、周辺にある貸店舗やテナントの需要が高い傾向にあります。中でも「イオンモール岡崎」はデパ地下をイメージしたリニューアルが進み、2022年春に百貨店で人気のブランドを中心に、幅広い種類の食料品を集めることが決定しています。一方で、昔ながらの商店街や個店への集客が難しくなっていることが問題点です。
豊かな暮らしを支えるにぎわいのある商店街づくり・個店づくり・街づくりの実現を目指し、消費者のニーズにあった店舗や、観光業と連携した魅力あるテナントが求められています。
今回のまとめ
岡崎市は愛知県のほぼ中央にあり、深い歴史を持つ街です。東海道屈指の宿場町として栄え、文化や産業の拠点として発展してきました。人口が右肩上がりに伸びてきた地域であり、周辺地域の自動車関連産業の発展とともに成長してきたことが特徴です。市の中心部にある大型の商業施設を利用する人々が多く、商店街や個店の需要が伸び悩んでいることが目下の課題となっています。名鉄名古屋本線周辺は比較的賃料が高く、坪単価が5000~8000円台の貸店舗・テナントが多い傾向です。