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2021.10.05

全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【沖縄県】


日本の最南端に位置する沖縄県。沖縄本島、宮古島、石垣島などがあり、47の有人島と113の無人島の合計160の島しょで構成されています。日本で唯一の亜熱帯海洋性気候となっており、年間を通した温暖な気候が特徴です。本州とは異なる文化を感じられる沖縄県ですが、貸店舗・テナントにはどのような傾向があるのでしょうか? 県庁所在地である那覇市の家賃相場もご紹介します。

【目次】
1.沖縄県の基本情報と地域ごとの特色
2.沖縄県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.那覇市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

沖縄県の基本情報と地域ごとの特色

日本の中でも人口増加率が高い沖縄県。2015年の国勢調査では全国第1位、2020年にも東京都に次ぐ第2位という結果になっており、緩やかながらも今後さらに増加していくと予想されています。特に、15歳未満の人口の割合が高い傾向にあり、出生率も全国トップです。その人口の多くは、沖縄本島の中南部に集中しており、那覇市、沖縄市、うるま市、浦添市、宜野湾市の5市だけで県内の全人口の半分を占めています。
沖縄県は、本島北部・中部・南部、本島周辺離島など8つのエリアで構成されており、観光業を含む第3次産業がメイン。本島南部には沖縄の玄関口でもある那覇空港や国際通りが、中部にはアメリカンカルチャーが色濃く出た異国感溢れるスポットが、北部には美ら海水族館や沖縄の森の象徴でもある「やんばる」があります。その他のエリアにも、希少な動植物やサンゴ礁、綺麗な熱帯魚など、豊かな大自然が広がっており、自然、文化、戦争遺跡など幅広い分野で観光業に力を入れている地域です。

沖縄県における貸店舗・テナント需要の傾向は?

観光業がメインである沖縄は、新型コロナウイルスの影響が大きかった地域でもあります。売り上げの落ち込みから閉店に追い込まれた店舗も多く、貸店舗・テナントの入れ替えも激しかったそうです。ただその中でも、巣ごもり需要に対応した食材の販売などで生き残りを図るなど、工夫を凝らして対応している店舗も多数見受けられます。今後は、観光業だけに頼らない事業展開が求められていくと予想されるでしょう。新型コロナウイルスの影響がどこまで続くかはわかりません。
ただ、人口がしばらく増加傾向にあること、15歳未満の人口比率が全国的に見ても高いことから、需要は今後も見込まれると考えられます。学生や社会人など、若い世代をターゲットにした事業展開も検討していけるとよいのかもしれません。

那覇市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?

那覇市は沖縄の県庁所在地であり、人口は県内全人口の20%を占めています。沖縄県の玄関口ともあり、貸店舗・テナントも豊富です。家賃相場は、坪単価5,000~7,000円程度、高いところでは1万円以上になる物件もあります。那覇市には、沖縄都市モノレール「ゆいレール」やバスの運行がありますが、生活の中心はやはり車です。鉄道は通っていないため、事業を展開する際には自家用車と駐車場の確保が必須となるでしょう。
また、温暖で過ごしやすい地域ですが、夏場は台風の影響を大きく受けます。米軍基地の騒音問題などもあるため、さまざまな事情に考慮する必要があるでしょう。貸店舗・テナントを契約する際は、必ず自分の目で現地を調査し、周辺の交通事情や環境を確認してから決めるようにしましょう。

今回のまとめ

日本にいながら異国情緒を感じられる沖縄県は、都市部からの移住先としても人気です。官民一体のワーケーション促進事業も進められています。ただ、生活するためには事前の調査が欠かせません。新型コロナウイルスの影響もまだ続いているため、事業展開には柔軟な発想も必要です。沖縄県で貸店舗・テナントをお探しの際は、現地の状況をきちんと把握することを忘れないようにしましょう。

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