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2021.10.01

全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【山口県】

山口県は日本の中国地方に位置しています。県庁所在地は山口市です。本州の最西端に位置しており、県土の大半が山陽地方に含まれるでしょう。南側を瀬戸内海、西側と北側を日本海と、三方を海に囲まれ、中央部は中国山地が横断しています。平野部が小さいため、瀬戸内側の一部を除いて山に囲まれた谷底平野が多く存在しているでしょう。そんな山口県での貸店舗・テナント需要の傾向や、家賃相場を見ていきます。

【目次】
1.山口県の基本情報と地域ごとの特色
2.山口県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.山口市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

山口県の基本情報と地域ごとの特色

山口県は西日本における海陸交通の要地として発展してきた地域です。海底トンネルによって北九州と直結しているため、文化、経済、産業などの面において北九州との関係が深いでしょう。地域圏は旧郡単位で、岩国広域都市圏、柳井広域都市圏、周南広域都市圏、山口・防府広域都市圏、宇部・小野田広域都市圏、下関広域都市圏、長門広域都市圏、萩広域都市圏の8つに分かれています。山口市、防府市からなる山口・防府広域都市圏が最も人口が多く、30万人程度です。県庁所在地は山口市ですが、都市としての求心力は低く、自治体によっては県央地域よりも県外地域との交流が深い場合もあります。
山口県は江戸時代には長州藩と称していたことから長州と呼ばれ、幕末には倒幕運動の中心として明治維新の立役者となったことで知られているでしょう。吉田松陰、木戸孝允、高杉晋作など、山口県出身の多くの藩士が活躍しました。また、山口県の中心地とも言える下関市は観光都市として有名で、名産のふぐや、本州と九州を隔てる関門海峡があります。ちなみに「山口県といえば思い浮かぶ有名なものランキング」の第一位は「ふぐ」で、下関は日本で一番初めにふぐ食が解禁された土地でもあり、そのためふぐ食文化が発展してきました。また、山口県には日本最大のカルスト大地「秋吉台」があり、地下深くには日本最大規模の鍾乳洞「秋芳洞」が広がります。

山口県における貸店舗・テナント需要の傾向は?

山口県における貸店舗・テナント需要は、実は県庁所在地である山口市よりも、下関市に集中しています。その他の地域で需要があるのは、山口市や宇部市などです。下関市はショッピングモールやスーパーなどがあり、車があればどこへでも行ける利便性があるでしょう。都会というよりも、ほど良い田舎のようなのんびりした風情のある街です。公共交通機関は少ないため、車がないと少し不便かもしれません。
市内には四大病院と呼ばれる関門医療センター、下関総合病院、下関医療センター、下関市立市民病院が当番制で24時間対応しており、安心して住める場所でしょう。また東行庵・角島・海峡ゆめタワー・赤間神宮・興山寺など、歴史上の史跡が多く、観光スポットとなっています。山口県で貸店舗・テナントを借りることを考えているなら、下関市がいいでしょう。

山口市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?

山口県では、県庁所在地のある山口市ではなく、より栄えている下関市が貸店舗・テナント需要があります。車があればスーパーやコンビニエンスストア、ショッピングモールなどへのアクセスも簡単で、日常生活で不便を感じることはないでしょう。下関市からは、JRで一時間ほどで博多まで行くことも可能です。武家屋敷や維新に関わる史跡が多数存在し、関門海峡や巌流島(正式名称は船島)など観光資源にも恵まれた下関市は、県外からも多くの人が訪れます。
そんな下関市における貸店舗・テナントの家賃相場は、坪あたり3,000円台から8,000円台で推移しているようです。県庁所在地である山口市では、坪あたり2,000円台から6,000円台になります。

今回のまとめ

山口県は、海産物やふぐ食を始めとした、美食に恵まれた土地として知られています。歴史的な観光スポットだけでなく、関門海峡などのダイナミックな観光資源も持つ魅力的な県と言えるでしょう。山口県に貸店舗・テナントを借りるのであれば、中心地とも言える下関市か、県庁所在地である山口市がおすすめです。

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