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全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【島根県】
島根県は本州西部の日本海沿岸部にある、山が多く人口の少ない県です。中国地方北部にあり、島根半島の北方40〜80キロの海上には、隠岐諸島が連なります。県の東西の長さは約160キロメートル、南北は約350キロメートルで、県域は北東から南西にかけて細長く延びているでしょう。県庁所在地は松江市で、宍道湖のほとりに位置しています。出雲市にある日本最古級の神社である「出雲大社」が有名で、全国から参拝客が訪れる地です。そんな島根県での貸店舗・テナント需要の傾向や、家賃相場を見ていきましょう。
【目次】
1.島根県の基本情報と地域ごとの特色
2.島根県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.松江市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
島根県の基本情報と地域ごとの特色
島根県の総面積のおよそ80%が林野で、自然が豊かな県です。日本海側気候の地域としては最西南端にあり、比較的温和な気候になります。島根県を語る上で、歴史は外すことができません。島根県は、出雲を中心に古くから開けた地で、素戔嗚尊(すさのおのみこと)や大国主命(おおくにぬしのみこと)らを中心に、多くの神話や伝説を生みました。旧国名は出雲国、石見国、隠岐国で、現在でもこの3つの地域に区分されることが多いでしょう。
全国で鳥取県に続き2番目に人口が少ない県で、1950年代には90万人を超えていましたが、2014年には70万人を割りました。2021年現在は66万人程度です。年々過疎化が生じ、老人の一人暮らし、医師不足などの問題を抱えています。日本海に面しているため漁業が盛んに行われており、中国・四国地方で最も漁獲量が多いでしょう。また、国宝松江城や、全国的に有名な出雲大社へ訪れる観光客が多いため、観光業も盛んです。
島根県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
島根県は県の約8割が林野のため、貸店舗・テナントの需要がありそうな地域は限られてきます。島根県における貸店舗・テナント需要は、県庁所在地である松江市と、出雲大社のある出雲市に集中しているでしょう。駅で言うと「松江駅」が島根県の中心駅になります。では、島根県内で最も貸店舗・テナントの需要がある、松江駅周辺について詳しく見ていきましょう。
松江駅周辺
松江駅は、島根県の県庁所在地である松江市の中心駅で、西日本旅客鉄道山陰本線の駅です。駅周辺にはショッピングセンターやデパート、飲食店、ホテルなどが立ち並んでいて、島根観光の拠点にする人が多いでしょう。銀行、郵便局、病院なども密集しているので、ビジネスにも良いエリアです。出雲市駅までは約40分、米子駅までは約30分でアクセスできます。岡山県の岡山駅まで特急電車で3時間ほどで行けるので、そこから広島や大阪へ簡単に移動することも可能です。駅前にはバスターミナルがあり、バスの本数も多いので通勤・通学にも便利でしょう。
駅周辺のビルには多くの企業が入っており、貸店舗・テナントの需要も高いといえます。松江は城下町で、国宝に認定された松江城が有名でしょう。松江城の天守閣からは、360度松江の町を見渡すことができます。城周辺には武家屋敷もあり、趣深い街並みが人気のある観光地です。
松江市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?
島根県の県庁所在地である松江市は、静かで自然環境が素晴らしく、住みやすい街としてよく知られています。医療機関や公共施設も充実しているため、高齢者も子育て世帯も安心して暮らせる街でしょう。松江駅周辺はお店が多く、生活に必要なものをすべて揃えることができます。
そんな松江市内における貸店舗・テナントの家賃相場は、坪あたり3,000円台から7,000円台で推移しているようです。
今回のまとめ
島根県と言えば、縁結びで有名な出雲大社や、世界遺産石見銀山などで知られています。松江市内には国宝認定された松江城もあり、観光資源に富んだ県でしょう。また、とても住みやすい場所と言われ、地方から移住する人も多いようです。貸店舗・テナントを出して、実際に住んでみるのもいいかもしれません。