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全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【和歌山県】
和歌山県は日本の近畿地方に位置する県で、県庁所在地は和歌山市です。紀伊半島の南西側に位置し、南部に広がる大規模な山地は、和歌山県の総面積の約8割を占めているでしょう。紀伊山地は中央に大峰山脈が南北に連なっていて、奈良県との県境は紀和山脈から果無山脈が続き、さらに南には大塔山を中心とした山脈が広がっています。県全体の産業としては、重化学工業や農業が盛んです。そんな和歌山県での貸店舗・テナント需要の傾向や、家賃相場を見ていきましょう。
【目次】
1.和歌山県の基本情報と地域ごとの特色
2.和歌山県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.和歌山市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
和歌山県の基本情報と地域ごとの特色
和歌山県は古くは「木の国」と言われたほど山林が多く、紀伊水道や熊野灘を挟む形で変化に富んだ海岸線が続きます。大きい河川は紀の川が平野を流れ、有田川、日高川、日置川、富田川、熊野川、古座川が山間を大きく蛇行して流れ、険しいV字谷を形成しているのです。このような地形から、仏教寺院や熊野三山など神社信仰が発達していった土地になります。県北部は阪神工業地帯に属し、沿岸部は石油製油所や製鉄所などの重化学工業が盛んです。県全域では果樹栽培を中心に農業が盛んで、みかんや梅などの特産品があります。
近畿地方では唯一人口が減っている県で、和歌山市では大阪圏へ人口が流出するストロー現象が深刻です。和歌山県は黒潮の影響で年間を通して温暖ですが、山間部の冬は厳しい寒さになるでしょう。一般的に和歌山県といえば、地域ブランドである「有田みかん」や「南高梅」が有名です。また平安時代に空海(弘法大師)が真言宗を開いた仏教の聖地で、世界遺産にも登録されている「高野山」が広く知られているでしょう。
和歌山県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
和歌山県は県の約80%が山地のため、居住区の人口が偏っています。和歌山県における貸店舗・テナント需要は、県庁所在地である和歌山市に集中していると言えるでしょう。その他の地域で需要があるのは、橋本市や紀の川市などです。駅で言うと「JR和歌山駅」が一番栄えています。次は、駅からイオンモールに直結している「和歌山大学前駅」でしょう。では和歌山県内で最も貸店舗・テナントの需要がある、JR和歌山駅周辺について詳しく見ていきます。
JR和歌山駅周辺
JR和歌山駅は、紀勢本線、和歌山線、阪和線、貴志川線が通っていて、和歌山市の玄関口となる駅です。駅周辺には近鉄百貨店やスーパー、ホームセンターなどが揃っているので、生活に必要なものはすべて揃うでしょう。飲食店や雑貨店などもあり、商店街の規模も大きめで、夜遅くまで営業しているお店も多いことから便利な街といえます。大阪に通勤・通学したり、県内を移動したりする際に使われる発着点の駅なので、いつも賑わっていて人通りは多いでしょう。
JR和歌山駅からは、新大阪や和歌山県南部の白浜などへ特急一本で行くことが可能です。駅からバスで10分のところには、和歌山のシンボルともいえる「和歌山城」があり、姫路城、松山城と並んで日本三大連立式平山城のひとつとして知られています。『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』など多くのドラマの撮影も行われていました。
和歌山市(県庁所在地)における貸店舗・テナントの家賃相場は?
和歌山県の県庁所在地である和歌山市は、県の全面積の4%ほどでありながら、県人口の40%が暮らしています。特にJR和歌山駅周辺は、オフィス街や飲食店、デパートなどが集まっているので、貸店舗・テナントの需要も高く、物件数も多いでしょう。和歌山市内における貸店舗・テナントの家賃相場は、坪あたり4,000円台から7,000円台で推移しているようです。
今回のまとめ
和歌山県は県面積の8割が山地という、豊かな自然溢れる県です。貸店舗・テナントを借りるなら、やはり一番栄えているJR和歌山駅周辺がおすすめになります。観光の中心地なので人の往来も多く、ビジネスチャンスがあるでしょう。