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全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【兵庫県】
瀬戸内海と日本海に挟まれている兵庫県は、近畿地方の西部に位置しています。阪神工業地帯が広がる南部と、自然豊かな北部では、雰囲気が大きく異なります。南部にある港町神戸には、ランドマークとなっているポートタワーをはじめ、ハーバーランドやメリケンパークなど散策を楽しめるスポットが集まっています。北部にある豊岡には、城崎マリンワールドや自然学校など、動物や自然とふれあえる施設がもりだくさんです。そんな兵庫県における、貸店舗・テナントの家賃相場を紹介します。
【目次】
1.兵庫県の基本情報と地域ごとの特色
2.兵庫県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.神戸市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
兵庫県の基本情報と地域ごとの特色
兵庫県は、近畿地方の西部にある県です。県の南部に位置する明石市は、「日本標準時のまち」として知られていますが、実は県の中央よりもやや東部に位置する西脇市も、日本の標準時子午線である東経135度と北緯35度が交差していることから、「日本のへそ」と呼ばれています。明石市の方が、標準時のまちだと名乗り出たタイミングが早かったために、明石市が有名になったのです。
県内は、10の地域に分かれています。神戸地域(神戸市)、阪神南地域(尼崎市、西宮市など)、阪神北地域(伊丹市、宝塚市など)、東播磨地域(明石市、加古川市など)、北播磨地域(西脇市、三木市など)、中播磨地域(姫路市、神河町など)、西播磨地域(相生市、赤穂市など)、但馬地域(豊岡市、養父市など)、丹波地域(丹波篠山市、丹波市)、淡路地域(淡路市、洲本市など)となっています。
兵庫県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
兵庫県の県庁所在地は神戸市中央区であり、神戸市内で貸店舗・テナント物件の数が最も多いのも中央区です。この地域にあるテナントも、他の地域と同じ傾向があり、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、スペ―スの見直しを行っている物件が多く見られます。さらに、2021年春に「神戸三宮阪急ビル」(EKIZO神戸三宮)と「GLION Awa-s BuildinG」が相次いで竣工され、複数テナントの移転により空室がさらに増すことも予想されています。空室期間が長期化する中で、家賃を含む条件交渉に柔軟な姿勢を見せるオーナーも散見されるようになってきました。
2018年には、神戸の都心部におけるテナント物件の空室率が過去最低の1%台まで低下したこともあります。しかし、コロナ禍が長期化しており、空室率も徐々に高まってきています。現時点では、貸店舗・テナントの動向も不透明なままなのが現状となっているのです。ただ、物販や小売業などのサービス業で、テナントの需要が伸びていることもあり、プラス材料も少しずつ見えてきています。
神戸市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
神戸市の中で、最も物件数が多い中央区における貸店舗・テナントの家賃は、坪あたり8,000円台から25,000円台程度の物件がもっとも多く確認できます。人気が高いのは、三宮駅や元町駅周辺ですが、この地域でも坪あたり5,000円台の家賃が散見されます。家賃相場は一定ではなく、今後変動する可能性もあるため、ここで紹介した相場は参考程度にお考えいただけるとよろしいかと思います。家賃相場は、常に最新情報を確認することが大切です。
今回のまとめ
コロナ禍において、貸店舗やテナント物件を探す条件のひとつに、密を避けるというポイントが重視されています。今後テナント構成を考える際に、重要な条件になるでしょう。コロナ苦境を乗り越えるために、経営者でできる行動を考えていきましょう。