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全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【秋田県】
日本海に面している秋田県は風光明媚な自然が美しく、稲作などだけでなく観光業も盛んな地域です。また、秋田美人という言葉で有名な秋田県は人口あたりの美容院の数が日本一という特徴もあります。近年、空きテナントが増加している一方で、新たな出店や補助金などを利用して出店する企業も出てきています。今回は、その中でも県庁所在地である秋田市にスポットをあて、貸店舗・テナントの需要と家賃相場について解説します。
【目次】
1.秋田県の基本情報と地域ごとの特色
2.秋田県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.秋田市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
秋田県の基本情報と地域ごとの特色
四季折々に感じられる自然の美しさや受け継がれてきた伝統行事が豊富という魅力を持つ秋田県のキャッチフレーズは「美の国あきた」。日本海に面する人口939,855人(令和3年7月1日現在)の秋田県は人口減少が顕著な地域でもあります。
産業面でみると、パソコンやスマートフォンといった通信機器の出荷額が全国1位。あきたこまちを代表する米の産地であり、出荷額は全国3位を誇っています。特産品として、ハタハタやきりたんぽ、稲庭うどんなどが有名。蔵元が多く酒造りが盛んな秋田県では、日本酒の消費量が多いのも特徴的です。
観光地として、日本一の深さがある田沢湖や名湯として名高い乳頭温泉郷、世界遺産である白神山地など多彩。また、人口あたりの美容室の数が日本一という特徴もあります。
秋田県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
秋田県の繫華街を中心に空き店舗が増加傾向にあり、国土交通省でも空き店舗やテナントのリノベーション事業などに出資する取り組みが行われています。また、秋田市独自でも商店街空き店舗対策事業といった補助金事業を推進。これらをうまく利用して、空き店舗改装や1ヶ月限定出店、ヨガスタジオ開設、リノベーションカフェオープンといった取り組みが進められています。
その一方で、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響も大きく、路線商業地の一部以外のテナント需要は低迷気味になっているようです。
秋田市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
秋田県の県庁所在地である秋田市の貸店舗やテナントの相場をみてみると、坪あたり5,000~8,000円程度のところが多いようです。最も安いものだと坪1,900円前後で築58年。また、相場よりもリーズナブルな坪3,000~4,000円台で築40年近いものもいくつかありました。
さらに、築2年10ヶ月で未入居の貸店舗で坪12,000円強と新しい物件もあり。通りに面しており視認性や集客率が期待できる上に、敷金や礼金などが不要の初期費用が抑えられるスケルトン物件など、さまざまな物件があるようです。駐車場の有無や駅からのアクセス、看板設置の可否など希望の条件に合う物件が見つかりそうです。
今回のまとめ
美容院が多い秋田県ですが、それ以外にも飲食店やネイルサロンなど多彩なお店や事業所が集まっています。他サイトで調べてみると、家賃相場もそこまで高くなく、繫華街から路面通りにある物件までさまざまなテナントが掲載されていました。また、敷金や礼金が不要の物件などもあり、比較的初期費用を抑えた出店ができそうなのもうれしい点でしょう。住居用に借りる物件とは違い、ターゲットに応じた空き店舗やテナントを探すようにしましょう。そのためには、希望条件をリストアップするなどして明確にすることが大切です。また、物件の契約時には、事前に必ず内覧を行い、周辺環境や共用部分の確認も含めて行うことをおすすめします。
参考記事
https://www.mlit.go.jp/report/press/toshi05_hh_000325.html
https://www.city.akita.lg.jp/jigyosha/shotengai-support/1006995.html
https://land-er.com/land-rtp-area-2454/