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全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【宮城県】
東北地方の中心に位置する宮城県は、日本三景のひとつである松島や金華山をはじめとした自然の宝庫であり、四季を問わず多くの観光客が訪れます。ご当地グルメが多い地域としても知られ、牛タンや仙台ラーメン、フカヒレ、ずんだ餅、笹かまぼこ、ひとめぼれ、ササニシキ、仙台牛、油麩など、全国的にも親しまれているグルメが、すべて宮城から広まっています。宮城県で、貸店舗やテナントの検討する際には、家賃相場をぜひ知っておきましょう。
【目次】
1.宮城県の基本情報と地域ごとの特色
2.宮城県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.仙台市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ
宮城県の基本情報と地域ごとの特色
宮城県は、東北地方の中心に位置している県で、所在地は東京からおよそ300km北東の場所にあたります。東は太平洋、西は蔵王・栗駒などの山々が連なり、中央部の仙台平野は日本有数の穀倉地帯となっています。県内の土地は、森林が57.1%、農用地が17.8%を占め、道路と宅地の利用は双方を合わせても11%の割合です。
世界三大漁場を有しており、全国屈指の水産県として、水産物の豊富な漁獲量や養殖量を誇ります。東日本大震災からの復興は着実に進んでおり、「水産みやぎの復興の総仕上げ」を目指して取り組みを行っています。観光地も多く、松尾芭蕉が訪れたとされる松島や、伊達政宗が再建した瑞巌寺など、歴史を感じるスポットが多いのも特徴です。地域区分は、仙台都市圏、気仙沼・本吉圏、栗原圏、登米圏、石巻圏、大崎圏、仙南圏に分類されます。
宮城県における貸店舗・テナント需要の傾向は?
宮城県内で、貸店舗やテナント物件の需要を見てみると、やはり全般的に新型コロナウイルス感染拡大の影響による業績悪化が見られました。支援金や助成金が支給されている間は、テナントが受ける影響は少ないものの、その後は退去が増えるのを見込んでいるオーナーもいます。後継テナントの入居も期待できず、長期にわたって空きテナントとなる可能性も出てきているのが現状です。
特に飲食店が受けている影響は甚大であり、退去や解約が大きく増えています。貸店舗やテナントで働きながら一人暮らしをしていた従業員が、給与の減少により実家に戻るケースも大変多くなっているのです。コロナウイルスの収束までは、この状況が続くと見込んでいるオーナーが大半となっています。
仙台市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
宮城県最大かつ、東北地方でも最大の都市は、県庁所在地となっている仙台市です。東北地方で唯一の政令指定都市にもなっています。杜の都と呼ばれる由来は、人々が長い年月をかけて町全体の緑を増やしたことによります。仙台市の中でもっともテナント件数が多いのは、市役所やJR仙台駅がある青葉区です。
仙台市全体における、貸店舗・テナントの家賃相場は、坪あたり7,000円台から22,000円台の間で推移しています。仙台市は、東北地方の中では温暖な地域で、太平洋側気候の傾向を持っています。冬の積雪も少なく、スタッドレスタイヤは必須なものの、豪雪で身動きがとれないことはほとんどありません。また、仙台市内は地下鉄が運行されていますので、天候に関係なく移動しやすい都市です。
今回のまとめ
宮城県仙台市は、宅地開発や区画整理などの影響で、特に青葉区で人口が急増している地域があります。新型コロナウイルスが収束してからの動きは、まだ全く見通しが立てられない状況ですが、テナントの移転を検討するときは長期間の動向を見据えたうえで行うことをおすすめします。