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2021.09.22

全国の貸店舗・テナントの家賃(坪単価)相場【北海道】


雄大な自然や、数多くの特産品、独特の文化など、北の大地・北海道は魅力がたっぷりつまっています。そんな北海道は、面積がとても広いため、地域ごとで特色が分かれています。北海道内に貸店舗やテナントの出店を考えているとき、これらの特色を活かすのと同時に重要なのが、家賃相場を前もって知っておくことです。今回の記事では、北海道における貸店舗・テナントの需要傾向や、札幌の家賃相場などを紹介します。

【目次】
1.北海道の基本情報と地域ごとの特色
2.北海道における貸店舗・テナント需要の傾向は?
3.札幌市における貸店舗・テナントの家賃相場は?
4.今回のまとめ

北海道の基本情報と地域ごとの特色

北海道は、日本の面積の22%を占める大地を有し、これはオーストリアの国の面積に匹敵する広さです。周囲を海に囲まれているため、世界有数の漁場として知られています。地域は、都市機能が集積している道央、水産業と農業が盛んな道南、北海道ならではの自然が広がる道北、豊饒の海が広がるオホーツク、大規模農業が盛んな十勝、ダイナミックな風景が広がる釧路・根室の6つに分けられます。
最南端の松前町にある白神岬と、最北端の稚内市にある宗谷岬は、直線距離で480kmも離れており、地域ごとで特色が分かれているのです。北海道全体でみると、魅力がたっぷりつまった北の大地であり、自然や景観、動物、グルメ、スポーツなど幅広いジャンルで楽しめるスポットが盛りだくさんです。

北海道における貸店舗・テナント需要の傾向は?

北海道の中で、最も貸店舗・テナント物件が集まっているのが、道庁所在地である札幌市です。札幌市では、2020年12月時点における空室率は0.6%となっており、新型コロナウイルスの影響による減床と新規の需要が、一進一退となっています。札幌から撤退する店舗がある一方で、郊外から札幌市内へ移転する動きも見られることで、賃料相場はあまり変動が起きていないとのことです。
ただ、新築ビルのテナント誘致には慎重な姿勢を見せる企業が多く、今後の感染状況によって大きく変化する可能性もあります。店舗の移転・統合が進められる中で、ソーシャルディスタンスを目的として増床する店舗やテナントもあり、テナントの新規開店のニーズは依然高いものとなっているのです。2020年・2021年と、大型ビルが計4棟竣工され、いずれのビルも高い稼働率となっています。

札幌市における貸店舗・テナントの家賃相場は?

札幌市における、貸店舗・テナントの家賃相場は、坪あたり5,000円台から18,000円台で推移しています。中には、坪あたり20,000円を超える物件も散見されますが、これらの物件はすすきのの一等地や大通り沿いにある物件です。札幌市の店舗物件は、築年数が経っている物件の割合が高く、立地によって大きく相場が異なることが特徴です。地下鉄の駅から徒歩5分以内程度の場所にある物件は、特に高い相場となっています。
店舗として利用可能となっている物件では、飲食店の営業ができるところとできないところがありますので、店舗で営業したい業態が可能かどうか、物件を探す段階で必ず確認しておきましょう。また、家賃に駐車場代が含まれている場合や、別途駐車場代が必要な場合、駐車場の用意がないなど、物件によって駐車場の扱いが異なります。希望の業態が、来客の多い業態であれば、駐車場の確保も同時に進めましょう。

今回のまとめ

札幌の貸店舗・テナント物件では、新型コロナウイルスからの持ち直しには時間がかかりそうな状況です。ただ、今後のワクチン接種の広がりによって、感染状況が変化すれば、好転する可能性は大いにあると言えるでしょう。

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