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テナント・貸店舗の入居審査でチェックされるポイントや流れを紹介
テナントや貸店舗を借りる際には、入居審査が行われます。審査に通ったテナントのみが、物件を借りることができるため、入居を希望するテナントは審査のポイントや流れを事前に知っておかなくてはいけません。人気のある物件では、早めに審査の準備をしないと、希望していても審査が受けられなくなってしまうこともあります。今回の記事で、チェックポイントや流れを解説しますので、ご参考にしてください。
【目次】
1.賃貸物件を借りるのになぜ入居審査が必要か?
2.入居審査のチェックポイントとは
3.入居審査の流れを簡単に解説
4.今回のまとめ
賃貸物件を借りるのになぜ入居審査が必要か?
オフィスビルの場合、入居しているテナントの評判がそのままビルの評判になるため、居住用物件よりも入居審査が厳しいといわれています。ビルのオーナーや管理会社にとって、部屋を貸すことはお金を貸すのと同じ行為です。そのため、信頼のおける企業に貸す必要があり、銀行などのローンと同じく審査が必要になります。また、既に入居している他のテナントとの兼ね合いで、同業他社の入居を断るオーナーもいます。
審査申込時の印象も、審査結果に大きく影響するとされ、借主といって横柄な態度をとってしまうと審査の通過が難しくなってしまいます。オーナーが最も危惧するのは、家賃を滞納されてしまうリスクですが、ほかに犯罪組織の拠点として利用されるリスクも回避しなくてはいけません。このため、借主は企業情報や事業計画書を明示できるようにしておきましょう。
入居審査のチェックポイントとは
入居審査では、使用用途や業種をはじめ、家賃の支払い能力や信頼性、これまでの支払い実績、連帯保証人などがチェックポイントです。業種によって、クレームがつきやすいと判断されると、審査に通りにくくなる場合があります。ビルの立地やオーナーの意向によっては、来客が多い業種も避けられることがあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
以前に入居審査を受けたことがある企業ならば、帝国データバンクに情報が残っていますので、その情報も参考となります。連帯保証人に関しては、依頼できる人物がいない場合は保証会社を利用する方法もあります。物件によっては、保証会社を利用するのに審査が必要なところもあるため、問い合わせておかなくてはいけません。
入居審査の流れを簡単に解説
入居審査は、物件の申し込みをした後に行われます。入居審査に必要な書類は、一般的に次のような書類があげられます。
・会社概要
・法人の登記簿謄本
・事業計画書
・決算書
・法人名義の銀行口座の写し
・代表者の身分証明書
書類の提出は、申し込み後数日以内に求められるのが一般的です。書類を早く用意することで、オーナーへの印象が良くなりますので、これらの書類はできるだけ早く提出しましょう。提出が遅れると、それだけで審査に通らなくなってしまうおそれもあるため、日にちに余裕を持って手続きを進めましょう。無事審査に通過すると、正式な契約へと進むことができます。
万が一審査に落ちてしまった時のために、第二・第三希望の物件も事前に決めておくと安心です。どの会社でも、100%審査に通るとは限りませんので、万が一のことも想定しておきましょう。
今回のまとめ
入居審査は、オーナーと良い関係性を築くための第一段階です。今回紹介したポイントを押さえておけば、審査に通る可能性は十分あります。長く使う物件ですので、条件や立地をできるだけ妥協せず、業務が行いやすい物件を見つけたうえで入居審査を受けましょう。