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2021.08.06

海外進出!オフィス・事務所を海外で借りるときの注意点【アメリカ・ニューヨーク編】

成田空港からニューヨークのJFK国際空港までは、約14時間の場所にあります。自由の女神がある場所としてよく知られており、日本人の中には、アメリカの都市として真っ先にあげる人も多いでしょう。これから、ニューヨークで賃貸オフィスを探そうとしている人向けに、都市の基本情報や、賃貸オフィスを借りる際の注意点などを紹介します。

【目次】
1.アメリカ・ニューヨークの基本情報
2.アメリカ・ニューヨークのオフィス事情
3.アメリカ・ニューヨークでオフィスを借りる際の注意点
4.今回のまとめ

アメリカ・ニューヨークの基本情報

ニューヨーク市はアメリカの北東部にある、人口約850万人の人々が暮らすニューヨーク州最大の都市です。州南東部に位置し、大西洋に面したニューヨーク港を有しています。北緯は約40度で、日本の青森県や岩手県がある位置とほぼ変わりません。市内はブロンクス区・ニューヨーク区・クイーンズ区・ブルックリン区・スタッテンアイランド区の五つの区に分かれており、ブロンクス区以外は、アメリカ大陸ではなく島の中にあります。ニューヨーク区はマンハッタン島の中にあり、ほかの島と橋でつながっていることが特徴です。
治安の面を見ると、911テロの影響でセキュリティ面が強化されたことや、ほかの州に比べて銃規制が厳しいことなどから、比較的治安はよくなっていると考えられますが、夜遅くなってからの一人歩きや、ほかのエリアに比べて犯罪率が高いといわれるサウスブロンクスやハーレムなどへ行く際は十分に注意しましょう。

アメリカ・ニューヨークのオフィス事情

ニューヨークの中心地といえば、マンハッタンです。マンハッタンには世界の金融地として有名な「ウォール街」があり、多くの大型オフィスビルが林立しています。大規模なオフィスビルを建設するスペースが足りないため、細長い高層ビルが立ち並んでいます。
ほかの区に比べると交通の便もよく、物価や家賃などは高価です。ブルックリン区は、若者やアーティストなどが多いおしゃれな場所として知られ、人気のエリアは家賃が上昇傾向にあります。クイーンズ区はマンハッタンの東部に位置し、比較的落ち着いた雰囲気です。「JFK国際空港」や「ラガーディア空港」があるのもこのエリアで、家賃は安く住宅街がメインとなっています。ブロンクス区はヒップホップやラップなどが生まれ、黒人文化が花開いた場所でもあるエリアです。マンハッタンと地続きの北部に位置し、ヤンキースの本拠地として有名な「ヤンキースタジアム」があるのも、このエリアとなっています。

アメリカ・ニューヨークでオフィスを借りる際の注意点

ニューヨークで賃貸オフィスを借りる場合、賃料の計算方法が分からず、混乱することがあるでしょう。家賃の計算方法は、実際のオフィスの広さだけでなく、廊下やエレベータ部分などの「Loss Factor」を含んだ面積で計算し、12カ月で割ったものが1カ月あたりの賃料となります。
また、家賃以外にも、保険・不動産税・ドアマン・ゴミ代・スプリンクラー代などの費用が、発生することが珍しくありません。追加費用を甘くて見ていると、思わぬ高額になって予算オーバーしてしまうことがあるので、注意しましょう。また、通常オフィスの仲介手数料はオーナー側が支払い、テナント側の負担にはなりません。
無用なトラブルを避けるには、実績のある不動産ブローカーを選定することが大事です。不動産市場の正確な情報を入手できる、ニューヨーク州の公認ライセンスを持ったブローカーに依頼すれば、家主との交渉をスムーズに行えるでしょう。

今回のまとめ

アメリカのニューヨークの中心地はマンハッタンですが、ブルックリンも人気のエリアとなっていて、人気があるエリアの家賃は上昇傾向にあります。マンハッタンは大型オフィスビルがふんだんにあり、賃料はほかの地区よりもずば抜けて高い傾向です。また、ニューヨークでは実際のオフィスの面積だけでなく、共用部も含めて賃料を算出することを覚えておきましょう。

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