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2021.08.06

海外進出!オフィス・事務所を海外で借りるときの注意点【中国・台湾編】

台湾は日本の八重山列島の西方に浮かぶ島々の中にあり、日本から飛行機の直行便で、約4時間の場所にあります。台湾の北部は日本と同じ亜熱帯気候に属し、日本と姉妹都市・友好都市で結ばれている都市も多く、友好な関係が保たれている場所です。台湾に進出することを考えている人向けに、台湾の基本情報やオフィスを借りる際の注意点などを紹介します。

【目次】
1.中国・台湾の基本情報
2.中国・台湾のオフィス事情
3.中国・台湾でオフィスを借りる際の注意点
4.今回のまとめ

中国・台湾の基本情報

台湾は中国南東部に位置する台湾島と、島嶼部から成り立ちます。面積は3.6万平方kmで、九州よりもやや小さい程度の大きさで、人口は約2360万人です。人口が最も多い地域は台湾北部にある新北市で、約400万人もの人々が暮らしています。そのほかの主要な都市は台北・台中・高雄などです。台湾語や台湾華語と呼ばれる中国語などの言語が話され、文字は漢字が使われています。
主要な産業は製造業で、電子工業・化学工業・布製品など、多岐にわたります。外食文化が非常に発達しており、台湾人のほとんどが食事の大半を外で済ませるほどです。気候は、北部は亜熱帯気候、南部は熱帯気候に属し、年間を通して温暖です。北部では夏に強烈な台風が直撃することがあり、政府の判断で教育機関や会社などが休みになることがあります。

中国・台湾のオフィス事情

台湾のビジネスエリアとして人気が高いのは、台北・新竹・桃園・台中・高雄などです。台北を始めとした都市部を中心に、多くの日本企業が進出しています。台北エリアは地下鉄が発達し、交通の便がよいことで知られ、日本のメーカーや飲食店も多いです。日本の製品や飲食物は、台湾に在住する日本人だけでなく、現地の台湾人たちに親しまれています。
台北の中心地である「松江路」は、多くの銀行が立地する金融街であり、商売の神様として知られる「行天宮」があることで有名です。近年は台湾各地で「サイエンスパーク」の整備が進み、周辺に理工系の研究機関や教育機関などが集まり、科学技術産業に注力しています。世界各国を対象に、ハイテクに関連する企業の誘致が進められている点も押さえておきましょう。

中国・台湾でオフィスを借りる際の注意点

台湾の賃貸オフィスの賃貸期間は3~5年となっていて、交渉次第で決まります。契約終了したい場合は、日本と同じく3~6カ月前に解約予告が必要ですが、契約内容によっても異なるので、必ず確認しましょう。定期的に賃料の見直しがされ、3年契約なら2年目に、5年契約なら3年目あたりに、行われます。値上げ率については、契約時に交渉しましょう。
駐車場は賃料に含まれないことが大半で、別途契約することが多くなっています。
大家が個人・法人のどちらかによって、契約内容に大きな差があるわけではないものの、税金について違いがあり、10%程度賃料の差が出てくることがあるでしょう。大家が法人の場合は5%、個の場合は家賃の10%分を、借主が大家に毎月支払わなければならないことがあるのです。家賃が税込みか否かで大きな差が出てきてしまうため、借りる前に必ずチェックしましょう。

今回のまとめ

台湾は日本から近い場所にあり、中心都市である台北市を始めとして、多くの都市部に日本企業が進出していることでも知られます。製造業が産業の中心となっており、近年はサイエンスパークの整備が進むなど、科学技術産業の発展が目覚ましいです。台湾では大家が個人や法人かによって、納めなければならない税金の額が変わり、家賃にも反映されます。賃貸オフィスを借りる際は、家賃が税込みか否かを確認することを忘れないようにしましょう。

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