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スタートアップ企業向けの補助金・支援金とその手続き【広島県編】
広島県は中国地方に位置し、広島市を県庁所在地とする地域です。14市・9町で形成され総人口約280万人を有し、瀬戸内海に面しております。土地には中国山地の山々が見られるほか、瀬戸内海には140もの島を持つのが特徴です。今回は、そんな広島県で行われているスタートアップ企業に対する支援策についてご紹介いたします。また、広島県で盛んな産業にも触れております。ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
1.広島県の特徴
2.スタートアップ企業向けの補助金・支援金
3.広島県で申請可能な補助金・支援金
4.今回のまとめ
広島県の特徴
広島県は中国地方に位置し、鳥取県・島根県・岡山県・山口県・愛媛県に隣接する地域です。県庁所在地に中国地方最大の都市の広島市を持ち、総人口約280万人・総面積約8,500k㎡を占めております。14市・9町で形成されており、土地には中国山地の山々が見られ、南部には瀬戸内海が面します。なお、海上には140の島も存在します。
そんな広島県は瀬戸内海工業地域の中核を担うほど、工業が盛んな地域として有名です。古くから自動車産業・造船・鉄鋼業が盛んで、2000年代からは半導体やデジタル関連機器などの製造も積極的に行われております。ほかにも、広島県では農業や水産業も行われています。農業では主にミカン・ハッサク・レモン等の柑橘果物、水産業では牡蠣の養殖が盛んです。
スタートアップ企業向けの補助金・支援金
そもそも、スタートアップ企業向けの補助金・支援金とはどういったものなのでしょうか。スタートアップ企業向けの補助金・支援金は、一般的には創業補助金と呼ばれます。国や各自治体に設けられており、それぞれの要件を満たすことで初めて受けられるものとなっております。また、申請をしたあとにも様々な審査を行う形になります。融資とは違い返済の必要はないものの、確実に交付が受けられるわけではない点には注意が必要です。
広島県で申請可能な補助金・支援金
広島県の主な産業や創業補助金の基礎などに触れてきました。では、気になる広島県の補助金・支援金にはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは、広島県の創業補助金・支援金についてご紹介します。
ひろしまベンチャー助成金
ひろしまベンチャー助成金は、広島県内で創業を行う企業を対象とした補助制度です。個人事業主・第二創業・社内起業なども対象となり、法人の場合は県内に事務所を置いていること、個人の場合は県内在住であることが条件になります。なお、具体的な補助内容は法人の場合に100〜300万円、個人の場合に50〜200万円の交付が行われるというものです。また、補助金の交付は事業の新規性・独創性・将来性等で厳正に判断され、特に有望とされる企業には100万円または500万円の支援も行われます。
なお、選考は書類と面接によるものとなります。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、日本商工会議所によって行われる小規模事業者を対象とした支援策です。最大50万円・補助率2/3の範囲で、広告費・開発費・借料等の経費を補助します。なお、コロナ禍の緊急対策期間中は、補助率が3/4となっています。また、特定創業支援事業の支援を受けていれば100万円に引き上げることが可能です。
ちなみに、小規模事業者は、卸売業・小売業・宿泊業・娯楽業等のサービス業ならば20名以下、それ以外のサービス業ならば5名以下の事業者を指します。
今回のまとめ
広島県は工業が特に盛んで、瀬戸内海工業地域の中核を担う地域でした。そして、そんな広島県の創業支援策には、主にひろしまベンチャー助成金・小規模事業者持続化補助金が存在しました。とはいえ、創業支援には厳正な審査が必要になります。また、申請期限も設けられていますので、手続きを行う際にはそれらをしっかり把握しておきましょう。