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スタートアップ企業向けの補助金・支援金とその手続き【香川県編】
香川県は四国地方に属し、高松市を県庁所在地とする地域です。8市・9町で構成され、全国で最も小さい面積を持つ県となります。瀬戸内海に面し、温暖な気候であることから農業が盛んに行われているのが特徴です。今回は、そんな香川県におけるスタートアップ企業向けの補助金・支援金に焦点を当てて解説いたします。また、香川県の詳しい特徴や創業補助金・支援金の基礎にも触れております。ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
1.香川県の特徴
2.スタートアップ企業向けの補助金・支援金
3.香川県で申請可能な補助金・支援金
4.今回のまとめ
香川県の特徴
香川県は四国地方に属し、高松市を県庁所在地とする地域です。8市・9町からなり、総人口約95万人・総面積約1,876k㎡を占めております。なお、面積は全国の都道府県の中で最も小さく、それに伴って人口密度が比較的高くなっています。地勢としては北側に瀬戸内海が面し、南側には徳島県が隣接しており、地形は瀬戸内海側に讃岐平野が広がり、徳島県側には讃岐山脈が連なっているのが特徴です。また、瀬戸内海には110余りの島々が見られ、地域の気候は温暖な瀬戸内海式気候に該当します。
そんな香川県の産業では、農業・水産業・工業が主流です。農業では米やレタス・タマネギ・ブロッコリーなどの野菜の栽培、水産業ではイワシ・シラス・タコなどの水揚げ盛んとなっており、工業では造船や石油精製などが行われ瀬戸内工業地帯の一端を担っています。
スタートアップ企業向けの補助金・支援金
そもそも、スタートアップ企業向けの補助金・支援金とはどういったものなのでしょうか?スタートアップ企業向け補助金・支援金は、創業時等に国や自治体で受けられる支援のことです。対象となる事業や経費は予め決められておりますが、交付される補助金は返済不要であり、創業にかかる負担を大きく減らすことができます。基本的には、最大数百万円に補助率を加えた金額の補助がなされます。
なお、補助率とは実際にかかった経費に対して補助される部分のことを指し、多くの場合は1/2〜2/3の範囲で設定されます。
香川県で申請可能な補助金・支援金
香川県では農業・水産業・工業などが盛んでしたが、そんな地域ではスタートアップ企業に対してどのような支援を行なっているのでしょうか?ここでは、香川県の創業補助金・支援金についてご紹介します。
起業等スタートアップ支援補助金
起業等スタートアップ支援補助金は、特定の事業の創業を支援する補助事業です。地域課題解決型と情報通信産業型が存在し、前者では地域資源を活かしつつ子育てや健康の支援および地域活性化に繋がる事業、後者では情報サービスなどのインターネットに付随する事業が対象となります。
なお、地域課題解決型は最大200万円・補助率1/2、情報通信産業型は最大200万円・補助率2/3までの補助がなされます。また、いずれの支援も、対象経費は人件費・事業費・委託費等となります。
外国出願支援事業
外国出願支援事業は、県内の中小企業が特許・実用新案登録・商標登録等の外国出願を行う際の費用を補助する支援事業です。補助金額は特許出願で150万円、実用新案・意匠・商標出願で60万円、冒認対策商標出願で30万円となり、1企業あたり最大300万円・補助率1/2以内の交付になります。
なお、申請は各種書類をかがわ産業支援財団に提出することで行えます。
今回のまとめ
香川県は農業をはじめ、水産業や工業が盛んな地域でした。そして、そんな香川県ではスタートアップ企業に向けて、起業等スタートアップ支援補助金・外国出願支援事業といった支援を設けられておりました。とはいえ、補助金・支援金は定められた要件を満たしていなければ申請することはできません。申請を行うにあたっては、事業内容と条件をよく確認するようにしましょう。