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2021.07.22

スタートアップ企業向けの補助金・支援金とその手続き【和歌山県編】


和歌山県は、総人口約90万人を占める地域です。全体的に山地が多く、第一次産業が盛んな地域となっています。特に、果樹王国と称されるほど、果物の栽培が非常に活発に行われているのが特徴です。そんな和歌山県で事業を創業する場合、企業はどのような支援を受けることができるのでしょうか?今回は、和歌山県におけるスタートアップ企業の補助金・支援金についてご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
1.和歌山県の特徴
2.スタートアップ企業向けの補助金・支援金
3.和歌山県で申請可能な補助金・支援金
4.今回のまとめ

和歌山県の特徴

和歌山県は人口約90万人を有し、30の市町村で構成される地域です。近畿地方に属しており、和歌山市を県庁所在地としております。地形としては、平地が少なく全体的に山林に覆われており、太平洋に面しているのが特徴的です。
そんな和歌山県では、地形を活かすように農業・林業・漁業といった第一次産業が賑わっております。中でも、農業ではみかん・はっさく・じゃばらなどの柑橘果物が日本一の生産量を誇るほか、柿・スモモ・キウイフルーツといった果物の栽培も盛んで、果樹王国と呼ばれるほどとなっています。なお、林業ではスギ・ヒノキが多く生産され、漁業ではマグロ・カツオ・ハモなどの水揚げが盛んです。このほかにも、和歌山県では工業・商業も賑わっており、機械・電気機器の製造工場や大型のスーパーマーケットが見られます。

スタートアップ企業向けの補助金・支援金

創業における補助金・支援金は、国や各自治体で受けることができます。実際に補助金を受け取るには様々な要件を満たす必要がありますが、創業のハードルを大きく下げることが可能になります。なお、補助金・支援金にも多くの種類があり、創業者に限らず承継者や移住者が対象であったり、交付される金額が大きく異なったりします。

和歌山県で申請可能な補助金・支援金

和歌山県は山林が多く、果物の生産が特に盛んな地域でした。そんな地域では、スタートアップ企業に対してどのような支援が行われているのでしょうか?ここでは、スタートアップ企業向けの補助金・支援金についてご紹介します。

わかやま中小企業元気ファンド

わかやま中小企業元気ファンドは、公益財団法人わかやま産業振興財団によって実施される創業支援です。和歌山県のブランド向上を図る目的で設立され、県内の創業者および中小企業・NPO法人であり、農林水産業・鉱工業・文化財や自然風景地等に関係する新商品・サービスの開発、展示会出展などの事業が対象となります。
助成額は事業に活用する地域資源によって異なり、分野Aとされるものが1事業あたり50〜99万9千円、分野Bとされるものが1事業あたり100〜600万円の範囲で助成金が受けられます。なお、いずれも助成率は2/3以内です。助成期間は、交付確定日から同年度の2月末までとなります。

わかやま地域課題解決型起業支援補助金

わかやま地域課題解決型起業支援補助金は、和歌山県の地域課題を解決する事業者に対して交付される補助金です。創業に限らず、事業承継者や第二創業者も対象となり、補助率1/2以内・補助額200万円までの支援を受けることができます。
なお、支援は事業で発生する、人件費・設備費・外注費等が対象となります。そのほか、補助金の交付は、必要書類の提出と審査を経て決定されます。

和歌山県ふるさと納税型クラウドファンディング

和歌山県ふるさと納税型クラウドファンディングは、和歌山県商工観光労働部の企業振興課が行う創業支援です。ふるさと納税制度を取り入れたクラウドファンディングであり、「わかやま地域課題解決型起業支援補助金」を選択した企業が対象となります。このため、前提として事業は地域活性化等の地域課題解決に準ずるものに限ります。
なお、寄付金の目標金額は30〜100万円程度となっており、支援金の支給金額は寄付金から手数料を差し引いた金額になります。

今回のまとめ

和歌山県は、農業・林業・漁業といった第1次産業が盛んな地域です。また、面積の多くを山林が占めるほか海にも面しており、観光業なども賑わいを見せています。そして、そういった地域資源を活用した事業では、より多くの支援金が期待できます。和歌山県での創業を考えているのであれば、ぜひこの点に着目してみてください。

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