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2021.07.03

美容室を開業するときのテナントの選び方3つのポイント


美容室を開業する際、少しでも条件がよいテナントを探す人は多いでしょう。初めて美容室をオープンする場合、どんな場所で店をスタートすべきか、迷うことは多いはずです。賃料の安さだけに飛びついてしまうと、思ったように売り上げが伸びず後悔することになりかねません。利用者に通いづらいと感じさせてしまえば、それだけで失敗してしまう可能性が高まります。美容室を開業するための物件選びで、押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

【目次】
1.予算に合った集客しやすい立地
2.美容師の人数に合った適切な広さ
3.認知されやすいかどうか
4.今回のまとめ

予算に合った集客しやすい立地

美容室を開く場所を決めるとき、地域の世帯数やターゲットとなる人々の数、範囲内に競合店はあるかなどを考え、立地を決めましょう。その地域の有名なスポットの近くで開業すると、目立ちやすく集客につながります。駅前や大型商業施設の近くなど、人通りがある立地の方が集客しやすいですが、賃料は高くなりがちです。予算に見合わない物件を借りてしまうと、たちまち経営に行き詰る可能性があります。立地がよい場所で美容室を開店したいと考えることは一般的なので、ライバルとなる店が増えるデメリットもあるでしょう。最寄駅から離れた場所で開店すれば賃料は安く済みますが、人通りが少なく集客しにくくなります。
また、交通の便が悪いところで開業する場合、客用の駐車スペースがないと、客足が遠のく原因になるため、駐車場の賃料も必要です。賃料・集客・競合店の数などのバランスを考えた立地を選びましょう。

美容師の人数に合った適切な広さ

美容室を1人で経営する場合と、たくさんのスタッフを雇って経営する場合とでは、必要となる広さが変わってきます。小規模な店にしたい場合、こぢんまりとした物件でも構いませんが、何人も美容師を雇いたい場合は数に見合った広さが必要になるでしょう。ネイルやまつ毛エクステなどのサロンを、同じ店内に併設したい場合も余計に面積が必要です。必要な設備や働くスタッフの人数が少ないにもかかわらず、広いスペースを借りても無駄になってしまいますし、動線にも影響が出てきます。広い距離を移動しなければ作業ができないようではタイムロスが発生し、一人あたりの施術時間が長くなってしまうでしょう。
どんなコンセプトで、どれくらいの規模の店にしたいかをはっきりとさせておくことで、適切な広さの物件を選びやすくなります。

認知されやすいかどうか

人気のない路地にある物件や、テナントビルの一室で開業する場合、奥まった場所にあると美容室の存在に気づいてもらえないことがあります。どんなに優れた腕前でサービスがよかったとしても、まずは存在を認知してもらえなければ集客につながりません。物件が分かりづらい場所にある場合、建物の外の目立つ位置に看板が出せるかどうか、チェックしましょう。
最寄駅から歩いてテナントがある場所に向かったとき、どの程度の位置から看板を視認できるかは、集客に大きな影響を与えます。よい立地にあったとしても、まったく目立たない場所では意味がないのです。「間口が狭い」「大きな通りに面していない」などのマイナスの条件も、効果的に存在をアピールできる看板があれば挽回できます。テナントビルの場合、エレベーター内に店舗名を出せれば、より認知してもらいやすくなるでしょう。

今回のまとめ

美容室を新たに開業する場合、集客しやすい立地にあるテナントを選ぶことや、働くスタッフの人数に見合った広さがあるかを重視しましょう。建物の外から見たとき、道を歩く人々に美容室があることを分かってもらえるかどうかも重要なポイントです。近隣に競合店がいくつあるのかを調査し、競合店が多い場合はどのように差別化を図るかも考えるとよいでしょう。

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