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オフィス・事務所を移転する際に電話番号をそのまま使い続けることはできるか
オフィスや事務所を引っ越す度に電話番号が変わるのは大変なので、できればオフィスを引っ越ししても、電話番号を変えずに使い続けたいものです。皆さんは、どんなときに電話番号が変わって、どんなときに変わらずに使えるかご存知でしょうか。オフィスで使用している電話がNTTなのか、IP電話や光電話なのかによって変わってきますので、解説していきます。
【目次】
1.オフィスの電話の種類がNTTの場合
2.オフィスの電話の種類がIP電話や光電話の場合
3.クラウドサービス
4.今回のまとめ
オフィスの電話の種類がNTTの場合
オフィスで使われている電話がNTTの場合は、電話局(収容局)が変わると番号もそれに伴い変わります。NTTは、電話局によって番号を割り振っているため、現在のエリアから新しい電話局のエリアに移転する場合は電話番号をそのまま使うことはできないということです。そのため、同じ市区町村に引っ越す場合でも電話番号が変わってしまうこともあれば、別の市区町村に引っ越すのに番号は変わらないままということもありえます。
移転先がすでに決まっているなら
オフィス・事務所の移転先がすでに決まっているなら、同じ番号をそのまま使えるかどうか、NTTのWebサイトか電話で、各地域の電話局エリアを確認してみるといいでしょう。
電話番号を変えたくないときは
やはり会社としては、度々電話番号が変わるというのは良くないものでしょう。今後もずっと同じ電話番号を使い続けたいのであれば、現在使用している電話局のエリアの中で移転をするのがいいかもしれません。NTTにエリアの範囲を問い合わせて、そのエリア内で物件を探します。
オフィスの電話の種類がIP電話や光電話の場合
オフィスの固定電話がNTTではなく、IP電話や光電話の場合もあるでしょう。IP電話や光電話はインターネット回線を使用しているため、普通の固定電話とは手続きなどが少し違います。基本的にIP電話や光電話は移転をしても同じ電話番号を使うことができますが、もし、プロバイダを解約して違う会社と契約をした場合は、番号が変わってしまうので注意しましょう。
IP電話の場合
IP電話には二種類の番号があり、050から始まる番号と、03や06などから始まる番号があります。オフィス・事務所移転時の対応はそれぞれ異なり、050で始まる番号は原則として移転をしても電話番号は変わりません。地域と番号が結びついていないからです。ネットワーク上のサーバーで番号管理をしているため、国内のどこに引っ越しても番号は変わらずに使い続けることができるでしょう。
しかし、03か06などから始まるIP電話の場合は、NTTの固定電話と同じようにエリアが変われば電話番号も変わります。詳しくは、契約しているプロバイダに問い合わせて確認してみてください。
光電話の場合
光電話は大きく二つに分かれます。「最初から光電話で発電」しているものと、「最初はNTTの固定電話で発電」しているものです。前者の場合は、他に移すことはできませんが、後者の場合は移転しても番号を変えずに使い続けられます。また、「ソフトバンク光」や「ドコモ光」などのように、他社の光コラボ回線を使った光電話であれば、後者と同じように移転後も同じ番号を使うことができるでしょう。
クラウドサービス
NTTでもなく、IP電話でも光電話でもない新しいサービスには、社内外の通話をクラウド上のサーバーから提供するようなものもあります。専用のアプリを使うことで、スマホを内線化させたり、自宅や外出先でもオフィスの電話番号で受発信ができたりするというものです。このようなサービスを使えば、電話番号を変えることなく、どこに移転しても同じ番号を使うことができるでしょう。
今回のまとめ
今回は、オフィス・事務所を移転する際に電話番号をそのまま使い続けることはできるかどうかを解説しました。オフィスが移転してもそのまま使い続けられるのが一番いいと思うので、現在の電話の契約を見直してみるのもいいかもしれません。