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これから開業する人が活用すべき貸倉庫・トランクルーム
多くの備品を揃えたものの、いざ事業を始めた際にはあまり使用せずスペースの無駄使いとなってしまうものも出てくるかもしれません。また、事業によっては、特定の時期のみに販売する商品の保管場所に悩むこともあるでしょう。そういったときに、活用すると便利になるのが貸倉庫やトランクルームです。今回は、そんな貸倉庫とトランクルームの違いをはじめ、利用する利点や欠点などについて詳しく解説いたします。ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
1.貸倉庫とトランクルームの違い
2.貸倉庫・トランクルームを利用する利点と欠点
3.貸倉庫・トランクルームの選び方
4.今回のまとめ
貸倉庫とトランクルームの違い
貸倉庫とトランクルームは、どちらも物を保管するために用いるサービスです。ただ、厳密には、施設の規模と契約方法の点で違いが見られます。具体的には、貸倉庫は物件を丸ごと保管スペースとして貸し出す規模の大きい形式となりますが、一方でトランクルームは限られたスペースを保管場所として提供する小規模な形式となります。この点から契約方法においても、貸倉庫の利用にあたっては賃貸契約を結ぶことになり、トランクルームの利用にあたっては寄託契約を結ぶことになるといった違いが生じるのです。そのため、前者では保管物の管理は利用者に一任され、後者では保管物の管理は業者側が担う形となります。万が一の際の対処が変わってくるため、契約内容の違いに関しては注意しておくべきと言えるでしょう。
ちなみに、一般的に貸倉庫は大きなスペースを確保できることから事業者の利用が多く、トランクルームは限られたスペースであることから個人で利用されることが多くなります。
貸倉庫・トランクルームを利用する利点と欠点
貸倉庫やトランクルームを利用するにあたっては、そのメリットとデメリットを把握しておくことも大切です。以下では、貸倉庫・トランクルームを利用する利点と欠点について見ていきましょう。
事務所のスペースを有効活用できる
貸倉庫・トランクルームを利用することで、事務所に不要な機材を置かなくて済むほか、収納スペースなどを設ける必要もなくなります。それにより、事務所のスペースをより広く使用することが可能となり、業務スペースの拡張・事業の効率アップにも役立てることができるのです。また、空いたスペースをあえて残し、開放的な空間を演出するのも良いかもしれません。
取り出しが不便な場合がある
貸倉庫・トランクルームが事務所から遠い場所にある場合、いざ保管している物が必要になった際でも移動に時間がかかり、取り出しが不便になるという欠点が挙げられます。また、寄託契約となるトランクルームでは、物を出し入れするたびに業者への許可が必要になり、迅速な対応ができないことが多くなります。普段は使用せずとも定期的に利用する物ならば、預け先の場所や利用方法をしっかり考える必要があるでしょう。
貸倉庫・トランクルームの選び方
貸倉庫・トランクルームといっても、やはり設備は施設ごとに異なります。仮に希望に合わない条件の場所を選んでしまえば、満足に利用することはできなくなります。そこで、ここでは貸倉庫・トランクルーム選びで基準にするべきポイントについて解説します。
空調設備があるかどうかで選ぶ
倉庫内に空調設備が備わっているかどうかは、物の状態を悪化させないという観点で重要です。例えば、衣類や機器類を保管したい場合に、空調設備がなく夏季に高温多湿となる場所を選べば、カビや錆を発生させてしまう可能性があります。仮にそうなれば、せっかく保管していたにも関わらず処分しなければいけなくなります。もちろん、自己責任という形になり負担は全て利用者にのしかかるため、最も注意しておくべきポイントと言えるでしょう。
収納スペースの広さで選ぶ
預けたい物の量に応じたスペースの貸倉庫・トランクルームを利用するのも、重要なポイントです。収納スペースが狭すぎれば保管したい物が増えた場合に対処できなくなり、収納スペースが広すぎればその分の料金が過分にかかってしまいます。そうならないためには、不要な物だけでなく、不要になりそうな物も含めて予めリストアップしておくと良いでしょう。
今回のまとめ
貸倉庫・トランクルームを活用することで、事務所の不要なスペースを減らしより快適な空間を作ることができます。上手く活用し、事務所を作業効率の向上に繋がる洗練された空間にしてみてはいかがでしょうか。