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全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【大分県】
「おんせん県」と呼ばれている大分県は、温泉の源泉数と湧出量が日本一を誇っています。地球に10種類ある泉質のうち、8種類を有しているほど、泉質も豊富です。九州の北東部に位置しており、周防灘・伊予灘・豊後水道に面した地勢です。歴史的文化遺産が多く残っており、かつての文化を今に伝えています。さらに、ソウルフードとなっているとり天をはじめ、目と舌の両方で楽しめる食材も豊富で、魚介類・肉料理・農水産物など多くの特産品があります。そんな大分県では、賃貸オフィスの家賃相場や需要はどのようになっているのでしょうか。
【目次】
1.大分県とはどんなところなのか?
2.大分県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい?
3.大分県における賃貸オフィスの需要は?
4.今回のまとめ
大分県とはどんなところなのか?
大分県は、九州の北東部にある県です。県名の由来は、「多き田」が「大分」に変化したという説が有力とされています。大分県といえば温泉が有名ですが、温泉の大多数が火山性温泉です。県内のほぼ全域で温泉が湧き出ており、各所でさまざまな泉質が楽しめるので、好みや体質などに合わせて入浴を楽しめます。また、火山を活かした施設として、九州電力が保有する日本最大の地熱発電所「八丁原地熱発電所」もあります。
大分県には、数多くの日本一があり、温泉のほかにも再生可能エネルギー自給率、かぼす・乾しいたけ・七島イ・石灰石・サフランなどの生産量、ほおずきの出荷量などがあげられます。高級食材の生産地としても名高く、関アジ・関サバ、豊後牛などが知られています。
大分県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい?
大分県の県庁所在地は、県の中部にある大分市です。市域の半分は森林であるうえ、山々を縫うように大野川と大分川が通っており、緑豊かな中核市となっています。市の東部は、瀬戸内の潮流や太平洋の黒潮がぶつかる好条件から、質の高い漁場が形成されています。1964年(昭和39年)に、新産業都市に指定されて以来、臨海部には鉄鋼や石油化学などの工場、内陸部には精密機械やIT関連の企業や関連する中小企業が多数集積しているのです。気候は瀬戸内式気候に属するため、温暖で過ごしやすいことも、企業が進出を検討する要因だと考えられます。
大分駅は、JR日豊本線、久大本線(ゆふ高原線)、豊肥本線(阿蘇高原線)が乗り入れており、駅から10分ほど歩くとメインビジネス街である「中央通り」があります。大分市内における賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたり4,000円台から8,000円台が多くなっています。
大分県における賃貸オフィスの需要は?
大分市は、再開発によって景観が大幅に変わりました。さらに、2016年(平成28年)には東九州自動車道が開通し、それまで以上に大分市内への人流や物流が増加したのです。これに伴い、大分に拠点を移す企業が増えてきました。大分県全体で見ると、関東圏と比べてテレワークの需要は少ないと考えられていますが、リスク分散のためにサテライトオフィスの利用を検討する企業も出てきています。
これらの事情から、大分駅周辺ではオフィススペースの需要が高まる傾向が見られるのです。レンタルオフィスの新規オープンもありますので、最初の数か月はレンタルオフィスを使うのも一つの方法です。ただ、継続して大分で事業を行うのならば、賃貸オフィスを構えた方が安心です。
今回のまとめ
大分県では、多種多様な企業が活発な経済活動を行っており、これからさらに発展していく可能性を秘めています。賃料相場も安く、過ごしやすい気候であることから、大分県内でのオフィス需要は高まっていく可能性が高いでしょう。今後の動向に注目していきたいものです。