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全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【香川県】
おいしい讃岐うどんを求めて例年多くの観光客が訪れる香川県は、すでにうどん県として全国区の知名度を誇っています。自然豊かで穏やかな環境は会社を立ち上げるにもうってつけです。そこで、今回は香川県の賃貸オフィス・事務所の家賃相場について解説します。香川県で事業を行う人が受けられる公的なサポートも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【目次】
1.香川県の産業・経済における特徴は?
2.香川県の賃貸オフィスは坪単価いくらが相場?
3.香川県で事務所を借りて事業を行う人が知っておきたい制度
4.今回のまとめ
香川県の産業・経済における特徴は?
香川県は名物のうどんを軸に観光業を盛り立てており、「うどん県」として知られています。もちろん、うどんだけでなく、不動の人気を誇る通称「さぬきのこんぴらさん」金刀比羅宮、オリーブ栽培で有名な小豆島、アートな離島として根強いファンを持つ直島・豊島など、観光資源が豊富です。こうした観光資源を活用した観光業・サービス業は香川県の経済を支える主要な産業ですが、それに付随して、古くから小売業や卸売業もさかんとなっています。
また、香川県では独自の農林水産業も重要な産業です。とくに、水田裏作として古来発達してきた麦の栽培は、香川の代名詞であるうどん文化の原点ともいえるでしょう。より上質なうどんを求めて開発された小麦粉ブランド「さぬきの夢」は、開発後も改良が重ねられ、さらに進化を続けています。
ほかにも農業では、温暖な気候を利用したかんきつ類・りんごなどの果物栽培、肉・乳用の牛、豚・鶏といった酪農も主要産業です。酪農では「讃岐夢豚」「オリーブ牛」といったブランド肉が、飲食店・宿泊施設でも活躍しています。一方、瀬戸内海の海の幸に恵まれ、漁業もさかんです。かたくちいわし・たこ・えび等がよく獲れます。製造業では食料品製造が県内で高いシェアを占めますが、輸送用機械器具製造業、非鉄金属製造業、化学工業などの工業も、従事する人の多い分野です。
香川県の賃貸オフィスは坪単価いくらが相場?
香川県では、県庁所在地である高松市を中心に、賃貸オフィス・事務所が豊富です。寿町・紺屋町・番町・瓦町などには大規模なオフィスも多く、家賃目安は坪単価10,000円~13,000円程度の物件が目立ちます。一方、香川県全域で見ると、テナントの平均的家賃は坪単価で4,500円~5,000円ほどを想定しておくと良いでしょう。
香川県で事務所を借りて事業を行う人が知っておきたい制度
香川県では、県内で起業・創業を検討している人や、実際に事業を立ち上げる人などを幅広く支援しています。とくに高松市は「たかまつ創業サポートセンター」を設置しており、官・金・民が一体となって資金面・ノウハウ面の相談を実施しています。窓口への相談申し込みは、ネット予約することが可能です。
また、香川県全域が対象の「よろず支援拠点」においては、中小企業・小規模事業経営者が抱える悩みに応えてくれる相談窓口を設置しています。創業融資や補助金はもちろん、事業計画の作成方法や販路開拓といった実務レベルの相談も気軽に行えます。
今回のまとめ
香川県は、瀬戸内海の豊かな自然と美味しいグルメで全国的な人気を持つエリアです。古くから継承されてきた地域の産業を大切にしており、なおかつ未来の産業の担い手へのサポートも手厚く行っています。高松市のオフィス街では家賃の坪単価が10,000円を超える物件もありますが、規模や立地によって条件はさまざまです。香川県内でオフィスを持ちたいとお考えの方は、信頼できる不動産会社を介して、ぜひ賢い物件探しをしてください。