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全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【山梨県】
富士山や富士五湖など、日本の象徴ともいえる自然を有する山梨県は、フルーツ王国としてフルーツ狩りができるスポットがたくさんあります。年間を通して、山に囲まれた自然の中でみずみずしいフルーツが味わえます。ワイン製造でも有名なほか、温泉が湧き出ており、関東圏からの観光客が多い県です。そんな山梨県で賃貸オフィスを借りるのに、家賃相場をどの程度で見積もっておくと良いのでしょうか。
【目次】
1.山梨県とはどんなところなのか?
2.山梨県における賃貸オフィスの家賃相場は?
3.山梨県における賃貸オフィスの需要は?
4.今回のまとめ
山梨県とはどんなところなのか?
山梨県は、日本列島のほぼ中央に位置している「海なし県」です。県土の8割近くが森林であり、富士山をはじめとして八ヶ岳や南アルプスなどの山々に囲まれています。この地勢から、森林・渓谷・湖沼なども多く、県内には3つの国立公園・1つの国定公園・2つの県立自然公園があり、これらの面積を全て合わせると県土のおよそ3割にも及ぶのです。自然を守り、後世に受け継ぐために、公園内ではさまざまな法令や規制などがありますので、これを遵守しなくてはいけません。また、日照時間や盆地特有の気候条件などから、果物およびワイン、日本酒、貴金属、織物業、林業、印章などの地場産業がさかんな県でもあります。ワインの生産量やワイナリーの数は日本一であり、世界からの評価も高まっているのです。
山梨県における賃貸オフィスの家賃相場は?
山梨県の県庁所在地は甲府市であり、県内で賃貸オフィスの物件数が最も多いのも甲府市です。新宿から甲府市まで高速バスで2時間強・電車利用では1時間半ほどでアクセスでき、観光のみならずビジネスの面でも関東地方と行き来しやすい地勢です。甲府市は、県のほぼ中央を南北に走っている地形をしています。市街地は甲府盆地の中心にあたり、盆地特有の気候傾向が見られます。市内には、戦国武将ゆかりの名所が多く、歴史を今に伝える建造物や町並みなどが残っています。県内の中でも宝石加工がさかんな場所で、「県立宝石美術専門学校」があるほどです。JR甲府駅周辺は中心市街地と呼ばれ、県庁・市役所・行政・金融機関・企業などが集積しています。甲府市内には路線バスが運行されていますが、利用客の減少で廃止や減便となっている路線もあります。このため、車利用の割合が高くなっているのです。甲府市内における賃貸オフィスの家賃相場は、坪あたり6,000円台から8,000円台程度で推移しています。
山梨県における賃貸オフィスの需要は?
山梨県では、県外から山梨県へ本社機能を移転する企業に、「山梨県産業集積促進助成金」という助成制度を設けています。一定の条件を満たす企業であれば業種は問われず、オフィスの取得だけでなく賃借の場合も助成対象となります。新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、オフィスを縮小したり、東京都外への移転を検討したりする企業が増えています。移転先として、埼玉県・千葉県・神奈川県などが選択肢に上がることが多く、山梨県を選ぶ人の割合はまだ少ないようです。ただ、助成金を利用したり、自然の近くで仕事をしたいと考える人が増えたりすると、この傾向は変わってくる可能性もあります。県内には、シェアオフィスやコワーキングスペースも増えていますので、賃貸オフィスの動向を注視する必要があるでしょう。
今回のまとめ
山梨県内で賃貸オフィスを探す際には、近隣で駐車場が確保できるかという点も重視しましょう。さまざまな可能性を考えて、物件を探すことが大切です。