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オフィス環境の作り方

2021.05.08

坪単位で紹介!50〜100坪のオフィス・事務所の快適なレイアウト


みなさんは、お勤めのオフィスのレイアウトについて考えたことはありますか。レイアウトは、仕事の生産性や企業のイメージに大きな影響を与える要素です。オフィスの規模によって適切なレイアウトは異なり、広ければ広いなりの工夫が求められることを意識しなければなりません。ここでは、50坪~100坪のオフィス・事務所の快適なレイアウト方法をご紹介します。

【目次】
1.50坪~100坪のオフィスでは、質の高さも意識すべき
2.デザイン性を高め、会議室などを複数設けてもよい
3.休憩室など、福利厚生のための設備も充実させよう
4.今回のまとめ

50坪~100坪のオフィスでは、質の高さも意識すべき

50坪~100坪というのは、なかなかに広いスペースです。よりわかりやすい数値に換算すると、1坪は約3.3㎡なので、50坪~100坪は約165㎡~330㎡に相当します。畳なら約100畳~200畳です。また、オフィスの適切な広さは、従業員1人あたり1坪~2.5坪程度とされています。したがって50坪~100坪のオフィスは、相当余裕を持たせたとしても、20人~40人程度は収容できるわけです。
最近のオフィスビルならレイアウト効率のいい物件が多いので、より多くの人が働けるでしょう。これは大企業の地方拠点としても通用するレベルであり、中小企業なら本社でもまったくおかしくありません。ここまで来ると、基本的な部屋・設備はすべてそろっていることが前提であり、質を高める段階に入ります。オフィス全体に対する共用設備の割合が低く、余裕が生まれてレイアウトの自由度も高くなるので、それをどう活かせるかが問われるでしょう。

デザイン性を高め、会議室などを複数設けてもよい

小規模なオフィスでは、空間を区切って部屋を作りたい場合、パーテーションを使用するケースが多いと思われます。その方が、レイアウト変更に対応しやすいからです。しかし、パーテーションはどうしても簡易的なイメージが強く出てしまいます。そのため、50坪~100坪のオフィスでは、本格的な「壁」を造作して部屋を作ってもいいでしょう。これなら全体的に高級感が出る他、防音性や防火性といった性能も、パーテーションより高くなります。広さに余裕があるため、計画的にレイアウトを決めさえすれば、動かせない壁を作っても問題はありません。デザイン性を高めるため、壁材にもこだわるといいでしょう。
また、小規模なオフィスでは、同じ用途の部屋を複数設けるのは難しいものがありました。一方、50坪~100坪のオフィスでは、会議室などを複数設ける余裕があります。従業員数の多い企業なら、人数に合わせて会議室を増やすとバッティングを避けられ、より自由度の高いスケジュールを組みやすくなるでしょう。
そもそもこの規模のオフィスでは、従業員数が多いために全体が騒がしくなりやすく、静かに会話できるスペースの確保が重要になります。通常業務用のスペースとミーティング用のスペースは明確に分け、来客の多い企業なら応接・打ち合わせ用のスペースも多めに用意してください。

休憩室など、福利厚生のための設備も充実させよう

50坪~100坪のオフィスでは、業務に直接関わるスペースだけでなく、休憩室などを広めに設ける余裕もあります。福利厚生のための設備を充実させれば、従業員のモチベーションも大きく高まり、労働生産性の向上に寄与するでしょう。従業員を大切にしているという、対外的なアピールにつながるのもメリットです。
一例としては、カフェスタイルのリフレッシュスペースの設置が挙げられます。執務スペースとは大きく異なる雰囲気で休憩を取ることで、頭も体もゆっくりと休めるのが魅力です。執務スペースから完全に隔離できているなら、音楽を流してみてもいいでしょう。また、リフレッシュスペースの一角に、会議室とは別のミーティングスペースを設置するというスタイルもあります。会議室や応接室ほど堅苦しい雰囲気にならないため、ちょっとした打ち合わせに使ったり、来客と気軽に話をしたりするのにおすすめです。周囲をローパーテーションで区切ると、休憩中の人の存在もあまり気にならなくなります。

今回のまとめ

50坪~100坪のオフィスでは、スペースのやりくりで悩む機会は少なくなる一方、別の創意工夫が求められます。ある程度の余裕があるからこそ、余すところなく活用しておきたいものです。最初は完璧だと思っていたレイアウトも、時間の経過とともに問題点が見えてくるかもしれません。従業員からも意見を募り、レイアウトを見直す機会を設けてみてはいかがでしょうか。

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