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坪単位で紹介!20〜50坪のオフィス・事務所の快適なレイアウト
オフィスのレイアウトは広さや用途、従業員の人数などに見合っている必要があります。デスクや収納、会議室などが適切な場所に配置されていれば、仕事の効率が飛躍的に高まるからです。ある程度の大きさがあるオフィスではレイアウトの選択肢も増えますが、どうすればいいのでしょうか。ここでは、20坪〜50坪のオフィス・事務所の快適なレイアウトのポイントをご紹介します。
【目次】
1.20坪〜50坪のオフィスはどのくらいの広さ?
2.20坪〜50坪のオフィスは、一通りの部屋をそろえやすい
3.使用頻度の低いスペースは、用途の変更も検討
4.今回のまとめ
20坪〜50坪のオフィスはどのくらいの広さ?
20坪〜50坪とは、そもそもどのくらいの広さなのでしょうか。まず、1坪は約3.3㎡なので、20坪~50坪は約66㎡~165㎡に相当します。これは、畳なら約40畳~100畳という広さです。オフィスとしてはそれなりの広さを持つ空間であることが、漠然とでもご想像いただけるのではないでしょうか。
また、オフィスに必要な広さは、従業員1人あたり1坪~2.5坪程度とされています。つまり、20坪~50坪なら、最大で20人~50人程度は収容できるということです。流石にこれでは窮屈すぎるので、もう少し余裕を持たせるとしても、15人~35人程度は収容できるでしょう。
これは、中小企業の拠点として十分に成り立つレベルであり、会社の規模によっては本社でもおかしくありません。したがって、それ相応の機能を備えていなければならず、レイアウトも工夫する必要があります。限られた空間で最大限の効率を求められる小規模なオフィスとは、少し考え方を変えなければならないのです。
20坪〜50坪のオフィスは、一通りの部屋をそろえやすい
20坪未満のオフィスはスペースに余裕がなく、1つのスペースを複数の用途で使ったり、最悪なくてもいいスペースを削ったりすることもあるはずです。一方、20坪~50坪のオフィスは、広さに余裕が出てきます。これはつまり、明確な役割ごとに部屋を区切り、その役割をある程度固定しても構わないということです。
そのため、休憩室、応接室、会議室、社長室、受付といった、一通りの部屋を設けてみてもいいでしょう。各部屋の役割が明確になることでスイッチの切り替えがしやすくなり、仕事にメリハリが生まれます。急な来客やスケジュール変更に合わせて移動を強いられることも少なくなり、オフィスとしての使い勝手が大きく向上するのは間違いありません。また、商品の展示スペースなど、より発展的なスペースを設ける余裕も生まれます。これは当然ながら、受付や応接室のそばにあった方がいいでしょう。通常のデスクとは別に、仕事に集中するための壁に向かったデスクや、鍵のかかるロッカーなどを設置するのもおすすめです。総じて、「あるべきもの」をそろえる方向でレイアウトするといいでしょう。
使用頻度の低いスペースは、用途の変更も検討
20坪~50坪のオフィスは、必要なものを過不足なく設けることができますが、実際の使い方は企業により異なります。
たとえば外勤者が多い企業の場合、日中はその人たちのデスクが空くことになるでしょう。他に必要な部屋や設備はそろっているので困らないとはいえ、長時間使用しないスペースの割合が大きいのは無駄かもしれません。このような場合は、従業員の席を固定しない「フリーアドレス」を採用するという方法があります。営業担当者などが外出している間は他の用途に使うことができ、スペース自体も小さくて済むので、あまり無駄が生じません。事務職などの内勤者は、席が固定されていた方がいい場合も多いので、営業だけフリーアドレスにするなど工夫してみましょう。
同様に、応接室や役員室なども使う機会が少なく、必ずしも必要ない場合があります。応接室は最小限のスペース、会議は部署ごとのデスクで行うことにして、執務スペースを最大限に拡張するのも悪くありません。たとえ設置する余裕があったとしても、本当に必要なのかどうかは別問題なので、定期的にレイアウトを見直すことが大切です。
今回のまとめ
20坪~50坪クラスのオフィスは、20坪未満のオフィスに比べて従業員の人数も多くなり、拠点として果たす役割も大きくなります。広さに余裕が出てくるので、あまり深く考えずにレイアウトを決定することもあるかもしれませんが、生産性向上のためには計画的なレイアウトが大切です。物件のスペックを最大限に発揮できるよう、レイアウトを考えてみてください。