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2021.05.07

坪単位で紹介!5坪のオフィス・事務所の快適なレイアウト


オフィスを構える時は、業務内容や従業員の人数などを考慮し、最適な広さの物件を選ぶ必要があります。また、予算の関係で小さめのオフィスを選ばざるをえないこともあるでしょう。ごく小規模なオフィスを使用する場合、どのようなレイアウトにすれば快適に仕事ができるのでしょうか。ここでは、5坪のオフィス・事務所の快適なレイアウトのポイントをご紹介します。

【目次】
1. 5坪のオフィスでは、徹底して無駄を省くことが大切
2.限られた空間を活用するための備品の選び方
3.動線や時間帯を意識したレイアウトをしてみよう
4.今回のまとめ

5坪のオフィスでは、徹底して無駄を省くことが大切

1坪は約3.3㎡なので、5坪は約16.5㎡、畳なら約9畳に相当します。オフィスの適切な広さは、従業員1人あたり1坪~2.5坪程度とされているため、5坪だとどれだけ多くても3~4人働くのが限界です。まさに、オフィスとしては最小限の広さだといえるでしょう。この規模のオフィスのレイアウトでは、限られた空間を有効に使えるよう、徹底して無駄を省く必要があります。共有できる設備は共有する、なくても構わないものは思い切って省くなど、工夫を凝らさなければなりません。
また、単純に空間が狭い点はもちろん、オフィス全体の広さに対して、トイレなどの共用設備の占める割合が高い点にも注意が必要です。物件の広さの情報を見る時は、それがトイレなども含んだ面積なのか、自由に使える部分のみの面積なのかを必ず確認してください。形状もより重要になるので、無駄なくレイアウトしやすい物件を選びましょう。

限られた空間を活用するための備品の選び方

5坪のオフィスでのレイアウトのポイントは、空間を立体的に活用することです。普段はデッドスペースになりがちな天井付近をうまく活用すると、意外なほど多くのものを収納できます。背の高い壁面収納を設置したり、デスクにフレームラックを設置したりするのがおすすめです。高い場所は手が届きにくいので、使用頻度の少ない備品を収納するといいでしょう。
また、圧迫感を出さないために、透明・半透明のパーテーションや建具を使用するのも有効です。紐カーテンや背の低いパーテーションを使って、緩やかに空間を区切るという方法もあります。もともと小さな空間ですから、必要以上に視界を遮らないことが大切です。もちろん、集中して作業するためのスペースなど、周囲から切り離した方がいい場所には完全な目隠しを設置してください。

動線や時間帯を意識したレイアウトをしてみよう

5坪のオフィスのレイアウトでは、独立して使用できるようにした方がいいスペースと、共有できるスペースを区別することが重要です。このうち、共有できる設備スペースは、できる限り動線も含めて共有するか、動線を短くする必要があります。1つの設備・スペースに向かう複数の長い動線があるのは、空間の無駄が大きいからです。
一例としては、壁に向かって2つのデスクを並べ、その間にプリンターや電話を配置する方法があります。これなら2人のデスクワーカーが1つの設備を共有でき、動線も最短かつ等間隔になり、まったく無駄がありません。壁際を活用することで、オフィスの中心部に空間の余裕が生まれ、移動しやすくスッキリした雰囲気になるのもメリットです。
また、同じスペースや備品でも、時間帯によって使用法を変えるという方法もあります。来客用のデスクをミーティングに使用したり、営業担当者の外出中はそのデスクを別の作業に使ったりしても構わないのです。備品の用途や配置を固定しすぎないことが、効率的なレイアウトのポイントといえるでしょう。

今回のまとめ

たとえ5坪のオフィスでも、工夫すれば十分快適に業務を行うことができます。今回ご紹介した方法は、「オフィス全体が5坪」という場合のみならず、「5坪の部屋が余っているが使い道に困っている」という状況でも有効です。まずは自社に必要な機能を洗い出し、どこまで効率的に空間を使えるか、じっくりプランを練ってみましょう。

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