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2021.05.03

レンタルオフィスを選ぶ上で注意すべき6つのポイント


初期費用の負担が少ない、一等地にオフィスを構えられる、立ち上げもスピーディーといったメリットで人気のレンタルオフィスですが、選び方を間違えれば、すぐに移転を考えることになってしまうかもしれません。今回は、レンタルオフィス選びで注意すべきポイント6つをご紹介します。

【目次】
1.賃料以外の諸経費も含めた総費用はいくらか?
2.共有設備の利用料金と利用状況は?
3.セキュリティ面は安心できるか?
4.完全個室か、半個室か?
5.周囲の音はどの程度聞こえるか?
6.受付はあるか?
7.今回のまとめ

賃料以外の諸経費も含めた総費用はいくらか?

毎月の賃料以外に発生する諸経費にも着目し、月々にかかってくる費用の総額で判断するようにしましょう。レンタルオフィスを借りる際には、賃料以外にも共益費や管理費などがかかります。
また、光熱水道費や通信費が込みとなっている場合もあれば別途精算される場合もありますし、郵便物受取や電話代行といったサービスも無料の場合もあれば有料の場合もあります。申込時に入会金が必要なケースもあるでしょう。賃料だけを比較して選んでしまうと、各種の付帯費用やオプション利用料金が加算されて膨れ上がった総額に驚くことになりかねませんので、注意しましょう。

共有設備の利用料金と利用状況は?

コピー機や会議室といった共有設備の利用料金と利用状況を確認しておきましょう。特に、頻繁な共有設備の利用が想定されるのであれば、利用料金が高めだと「塵も積もれば」で結構な支出となる可能性があります。また、会議室はあってもいつも予約で埋まっているような状況では、必要なタイミングに利用できず、ないと言っても同然です。料金だけでなく利用状況も重要なチェックポイントです。

セキュリティ面は安心できるか?

セキュリティ面もしっかりとチェックしましょう。ビル全体の警備状況やフロア立入り用のカードキー有無などのほか、個人情報や機密情報を扱うような場合には鍵をかけられるキャビネットなどもあると安心です。また、個別回線かフリーWi-fiかといったインターネット環境面でのセキュリティにも配慮します。

完全個室か、半個室か?

床から天井まで仕切られた完全個室空間か、それとも壁が天井まで達していない半個室空間かを確認しましょう。個別の空調設備を不要とするため半個室の仕様となっているレンタルオフィスは少なくありません。その分賃料が割安となっている点は大きな魅力ですが、天井付近が開放されていますので必然的に音漏れが発生します。許容できるかどうかを慎重に検討する必要があるでしょう。

周囲の音はどの程度聞こえるか?

周囲の話し声や雑音がどの程度聞こえるかを内覧時にチェックしましょう。レンタルオフィスのほとんどは、フロアを簡易的な間仕切りで分割しただけのつくりです。壁で仕切られた完全個室であっても防音性は高くなく、周囲の音が入ってきやすい構造となっているのがレンタルオフィスなのです。周囲の話し声がよく聞こえるということは、自分の話声も周囲によく聞こえるということでもあるため、そういった視点でも確認が必要でしょう。

受付はあるか?

ビルに受付があるか、受付スタッフは常駐しているかを確認しましょう。業種にもよりますが、来客が多い、電話がよくかかってくる、荷物が頻繁に届くといった場合、受付で対応してもらえれば効率がよいです。来客も電話もほとんどないのであれば、あえて無人受付のオフィスを選ぶことで賃料を抑えるというのも一つの方法でしょう。

今回のまとめ

就業環境は業務の質に大きく影響するため、レンタルオフィス選びには慎重を期す必要があります。賃料だけでなく総額で判断し、共有設備の利用料金と利用状況も把握しておくのが肝要です。そのほかに、セキュリティ面、完全個室か半個室か、周囲の雑音や話し声の聞こえ方がどの程度か、受付機能の有無なども踏まえ、最適なレンタルオフィスを見つけましょう。

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