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オフィス・事務所で火事や水漏れを起こしてしまった場合の対処法
人が集まる場所では、火事などの災害のリスクが高まります。オフィス・事務所も例外ではなく、いざというときの対処法は押さえておくべきです。そこで、今回はオフィスで火事や水漏れを起こしてしまった場合の対処法を解説いたします。また、それらの事前の対策についてもご紹介しております。ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
1.オフィス・事務所で火事を起こした場合の対処法
2.オフィス・事務所で水漏れを起こした場合の対処法
3.オフィス・事務所の火事や水漏れの対策について
4.今回のまとめ
オフィス・事務所で火事を起こした場合の対処法
オフィスといえど、火気を扱う業種であったり喫煙所を設けていたりすれば、火事のリスクが伴います。また、デスクワークが中心のオフィスでも、電気コードがショートを起こし火事になるというのがよくある事例です。
いずれにしても、火事が発生した際には、その直後の対処がのちの被害の大きさに直接影響を与えます。具体的な対処法としては、火事の現場を発見した人はまず周囲に知らせ、直ちに消火活動にあたります。知らせを受けた人はさらに周囲に情報を伝達し、手分けをして消火の手伝い・消防への通報・避難誘導に努めます。賃貸ビルならば、管理者やほかのテナントへの伝達も真っ先に行わなければいけません。その後、消火活動にあたった人たちを含む全員が避難場所に集まり、消防車が到着すれば対処は完了となります。なお、消火活動にあたる時間の目安はおよそ3分です。初期段階の火でも広がりは早いため、鎮火できなければすぐに避難に移るのが適切な判断となります。
そのほか、避難の際には煙を吸い込まないよう鼻と口にハンカチを当て、身を低くして移動することが大切です。
オフィス・事務所で水漏れを起こした場合の対処法
水漏れは、火事とは違って命に関わる緊急性はありません。ただ、初期段階の対処でのちの損害の大きさが変わってくる点は同じになります。オフィスで水漏れを起こした場合の対処としては、まずは発生源を突き止め応急処置を施すことが大切です。水漏れの応急処置は、例えば配管に原因があるならば、元栓を閉めたり補修用のテープで亀裂を塞いだりすることで完了します。応急処置を行うことで、オフィス内の什器や機器などへの影響を最小限に押さえることが可能です。その後、業者に連絡をして適切な処置を施してもらう形になります。
ちなみに、賃貸オフィスならば、業者以外にも管理者や貸主にも連絡する必要があり、水漏れの状況に応じて損害額の負担者が変わるため、状況の把握・記録に努めることも重要になります。なお、いずれにおいても、水漏れには火災保険が適用となるケースもあるので、よく確認しておきましょう。
オフィス・事務所の火事や水漏れの対策について
火事や水漏れの対処についてご紹介しましたが、やはり最も大切なのは適切な対策を行い災害を未然に防ぐことです。では、火事や水漏れはどのような対策で防ぐことができるのでしょうか?ここでは、具体的な対策方法について解説いたします。
火事の対策方法
オフィスの火事の原因として多いのは、タバコの不始末・ガスコンロの扱い・コンセントと電気コードのショートや漏電です。タバコならば火消しの徹底と定期的な吸殻の処分、ガスコンロならば近くに燃えやすいものを置かないことと点火したまま放置しないこと、コンセントと電気コードならば日頃の掃除と劣化したコードの取り替えが、事前に行える適切な対処方法となります。
ほかにも、予期しない火事の原因に収れん火災というものもあります。収れん火災は、窓辺に置かれた水の入ったペットボトルや花瓶に太陽光が差し、虫眼鏡と同じ原理で光を一点に集中させ火事を引き起こしてしまう現象のことです。滅多に起きない事象ですが、対策をとるに越したことはありませんので、日の差す場所にレンズの役割を持つものを置かないよう意識しましょう。
水漏れの対策方法
水漏れの対策としては、水道管などの定期的な点検が重要になります。もちろん、水道管は目に見えない場所にあるものなので、点検は専門業者に行ってもらうのが安心です。ただ、水道メーターや水道料金の急激な変化が見られる場合は、水漏れの疑いが強いと言えます。その場合は、直ちに専門業者に修理をお願いしましょう。また、水道管のほかにも天井や壁の劣化も水漏れの原因になるので、老朽化の度合いの把握も怠らないようにすることが大切です。
今回のまとめ
オフィスの火事や水漏れは、大きな被害・損害を生むものです。もしものときでも被害を最小限に抑えられるよう、災害の対策と対処法はしっかり把握しておきましょう。