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古着屋を立ち上げるなら都心部と郊外どちらでテナントを賃貸すべきか?
同じ古着と呼ばれるものでも、古着屋が扱う商品は様々です。どんな古着屋にしたいかによって、借りる場所は異なるでしょう。都心部と郊外、どちらでテナントを借りるか迷っている人に向け、それぞれの特徴やメリットを紹介します。
【目次】
1.古着屋の種類や業務内容
2.都心部で古着屋をするメリット
3.郊外で古着屋をするメリット
4.今回のまとめ
古着屋の種類や業務内容
古着屋は他のアパレル店とは違い、衣料品の中でも古着をメインに扱っています。古着はユーズド品と呼ばれることもあり、同じ古着でも「ヴィンテージ品」と呼ばれるものは数十年前に作られたもので、希少価値が高く高価である場合も少なくありません。中には、数十万円以上の値段が付けられる場合もあり、ファッションアイテムに強いこだわりがある人が利用することが一般的です。
同じ古着であっても「リサイクル衣料」は、まだ着られる衣料品を、一般家庭や店じまいする衣料品店などから買取って販売しています。値段は非常に安価で、庶民向けに下町の商店街などに店を構えていることが多いです。テナントを探し始める前に、どのような古着を扱うかで客層が変わってくる点を押さえておきましょう。
都心部で古着屋をするメリット
ブランド古着やヴィンテージ品を扱う場合、流行の発信地に近い都心部の方がメリットは大きいでしょう。都心部に店舗を構えていることが、店のブランド力を高める理由の一つになります。下北沢・原宿・渋谷・高円寺など「古着屋が集中する町」で古着屋をすれば、おしゃれな古着を目当てに訪れる、広い客層を相手にできるでしょう。郊外からわざわざ服を買いにやって来る人も多いです。
古着の愛好家は、大手の衣料品店で服を購入する層とは違い、路地裏やビルの奥まった場所にある店を訪れ、古着を探して回ることも楽しみの一つとしています。古着を目当てに集まる人々が多い町にテナントを借りる場合、駅から離れた少々不便な場所でも来客が見込めるでしょう。大きな通りに面した一等地に店を構えなくても構わないため、物件の選び方次第では賃料を抑えることにもつながります。
郊外で古着屋をするメリット
古着の愛好家は、遠くの店にも足を伸ばして目当ての品物を探し出そうとしますが、あまりにも都心から離れてしまうと、通うのは困難なので足が遠のいてしまいます。同じ郊外でも、都心に近く郊外と都心の両方のよさを併せ持つ立地であれば、メリットは大きいです。都心から近い郊外の方が、リスクが少なく安心できるでしょう。都心で開業していた店を郊外に移転するような場合も、引き続き同じ顧客を抱え込みやすいです。
郊外では古着だけでなく様々なリサイクル品を集めた、大型のリサイクル店が少なくありません。大型の家具や家電などを持ち込んだり、査定する場合は広いスペースが必要となるため、郊外が選ばれるのでしょう。郊外でテナントを借りる場合、駅から近い立地でない限り、来客用の駐車場は必要となります。郊外は地価が安いため賃料も安く済み、経営にかかるコストを抑えられるところが魅力です。
今回のまとめ
古着屋を開業するにあたって、どんな客層を見込んでいるのかを明確にすることで必要な立地が見えてくるでしょう。都心部と郊外それぞれにテナントを借りるメリットはあります。一般的な衣料品店に比べ、路地裏やビルの奥などに出店しやすい特徴があるので、思わぬ掘り出し物件が候補に上がるかもしれません。都心部と郊外それぞれの特徴を考え、理想の古着屋をオープンしましょう。