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2021.04.15

トリミングサロンを立ち上げるなら都心部と郊外どちらでテナントを賃貸すべきか?


トリミングサロンはペットのケアに欠かせない場所です。動物病院やペットショップに併設している場合もあれば、個人宅やビルの一室で開業している場合もあります。テナントを借りて開業する場合、都心部と郊外どちらが有利なのでしょうか。

【目次】
1.トリミングサロンの役割と仕事内容
2.都心部で開業するメリット
3.郊外で開業するメリット
4.今回のまとめ

トリミングサロンの役割と仕事内容

現代は3世帯に1世帯の割合で何らかのペットを飼育しているとされ、中でも犬の飼育数が多く、次いで猫の飼育数が多くなっています。トリミングサロンでは、シャンプー・耳掃除・爪切り・マッサージなど「ペットのケアの全般」をすることが一般的です。短毛種のようにカットが必要ない犬種であったとしても、犬を飼育している人であれば定期的に訪れる場合が少なくありません。自宅でペットをシャンプーしない場合、1カ月に1~2回程度は利用することになるでしょう。会社勤めの人は休日にサロンを訪れることが多く、トリミングサロンは土日や祝日に繁盛します。
トリマー1人あたり1日にトリミングできる頭数は5頭程度とされていて、大型犬や長毛種の方が、トリミングに時間がかかるでしょう。ペットの飼育数に比較し、トリミングサロンが少なければ混雑することになります。利用者はトリミングサロンへペットを連れていく必要があるため、利便性を考慮し多くのペットが暮らす住宅地の中や、住宅街から離れていない場所で開業する人が多いです。

都心部で開業するメリット

都心でトリミングサロンを開業するメリットは多く、人口が多い分「多くの顧客を獲得できる点」は大きな魅力です。人口が伸び続けている地域にテナントを借りれば、立地条件が原因で顧客数が減るとは考えにくく、経営の安定にもつながります。写真撮影やペット向けの高級ケア用品の販売といった「富裕層向けのサービス」を展開しやすいところもメリットです。
また、店舗を大きく拡大したい場合や、自分以外にもトリマーを雇いたい場合も、都心部の方が求人が集まりやすいでしょう。送迎サービスをする場合、地方だと長い距離を移動しなければならなくなり効率が悪くなってしまいますが、人口が密集している都心部であれば、効率よく送迎ができる点もメリットだといえます。

郊外で開業するメリット

郊外でトリミングサロンを開業する場合「賃料の安さ」は大きなメリットとなるでしょう。特に、開業して間もない時期で固定客が付いていない状況では、固定費が多いと不安が大きいです。その点、賃料が安ければ初期費用を抑えることにつながります。都心部で開業する際は、借入をしなければ店舗をオープンできないことが多いですが「少ない予算でも開業できるところ」は、郊外でトリミングサロンを始める大きなメリットです。また、移動を車に頼っている地域では、商圏が広いところも魅力となります。サービスが良ければ、遠くからでも口コミを聞きつけて利用しにやって来る人も多くなるでしょう。
都心部では省スペースでも飼育がしやすい猫の人気が上がっていて、トリミングの需要が減っている場所もありますが、郊外は都心部とは違い地価が安いため、大きな敷地を所有できることから犬を飼育しやすい環境となっています。人口が極端に減少を続けている地域でない限り、トリミングサロンの需要が見込めるでしょう。

今回のまとめ

近年、ペットを飼育している家は多く、トリミングサロンの需要は伸びています。場所によっては、求人に苦労するトリミングサロンもあるほどです。よく知っている土地で開業した方が有利になることも多いため、地域の事情がよく分かっている住み慣れた地域で開業する方法もおすすめです。都心部と郊外それぞれのメリットを考慮しながら、テナントの場所を選びましょう。

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