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小売店を立ち上げるなら都心部と郊外どちらでテナントを賃貸すべきか?
小売店を開業する際には、出店する場所選びが重要です。とくに最初の段階で、都心部に店舗を構えるのか郊外でお店を出すのかで悩む方は多いのではないでしょうか?ここでは、小売店を立ち上げる場合、都心部・郊外のどちらでテナントを借りるべきなのかを、それぞれのメリット・デメリットを比較しながら解説します。
【目次】
1.都心部で小売店を立ち上げるメリット・デメリットとは?
2.郊外で小売店を立ち上げるメリット・デメリットとは?
3.都心部・郊外それぞれの出店地候補を決めて比較してみよう
4.今回のまとめ
都心部で小売店を立ち上げるメリット・デメリットとは?
都心部には多くの商店がひしめいていますが、あえてそこで小売業を始める利点は何でしょうか。また、都心での出店特有のウィークポイントも気になります。ここでは都心部で小売店を立ち上げるメリットとデメリットをご紹介します。
都心部で小売店を立ち上げるメリット
都心部の小売店は、郊外店に比べて来店客数が多い傾向にあります。商機が豊かであるため、大きな業績アップを狙うことも可能です。後述しますが、商業施設や小売り店舗が多い都心部では、自ずとライバル店も多くなります。しかし、競合分析を行いながら賢く運営していけば、たまたま入ったお客さんの心をつかんで顧客化することも可能です。競合店が集まる場所や商業施設がひしめく界隈を、あえて選んで出店するという方法が功を奏す場合もあります。
都心部で小売店を立ち上げるデメリット
都心部では小売業開業のために借りるテナント家賃が高いため、経費が多くかかる点が大きなデメリットです。また、先述したとおり、都心で小売業を立ち上げると、近くに競合店があり、競争が激しくなるケースが想定されます。その競争に勝つことができれば業績は大きく向上しますが、悪く作用すれば事業経営に悪影響を及ぼすリスクもあります。
郊外で小売店を立ち上げるメリット・デメリットとは?
郊外で小売業の店舗を構える場合にも、いい所もあれば悪いところどちらもあります。郊外といっても条件はそれぞれですが、ここでは郊外で小売業を立ち上げる際、よく見受けられるメリット・デメリットついてご紹介します。
郊外で小売店を立ち上げるメリット
テナントを借りて小売業を始めると、家賃水準が低めなので、初期費用や固定費を節約できます。また、競合店が少ない傾向にあるため、賢く運営していけば、人気店となれる可能性も大いにあるでしょう。また、郊外ならではの地域密着型の店舗となれば、リピーターを抱え込むやり方で業績を伸ばすことができるかもしれません。
郊外で小売店を立ち上げるデメリット
郊外は、競合点が少ない代わりに、お客さんの数も都心ほど多くありません。また、都会ほど新規開店のお店に対しての関心が高くない場合もあり、最初のうちは様子見でなかなか入ってもらえないというケースも想定されます。なお、郊外のテナントは賃料が安いですが、おしゃれな物件や最新設備のある物件の数はあまり望めないかもしれません。
都心部・郊外それぞれの出店地候補を決めて比較してみよう
お伝えしてきたように、小売業を立ち上げるときにテナントを借りるエリアが都心部であれ郊外であれ、それぞれにメリット・デメリットがあります。重要なのは、これから立ち上げるお店がターゲットとする客層を丁寧に分析して決めておき、それに合う立地を選んでテナントを賃貸契約することです。
都心部にも郊外にも好条件の物件がある場合は、どちらについても開業後の業績予想を立てるなどシミュレーションを行うことをおすすめします。そして、結果を比較後、よりメリットが多い所で物件を決めると開業してからのさまざまなリスクを下げることができるでしょう。
今回のまとめ
小売業も他のビジネス同様、競合店の少ない立地を選ぶのか、あえてそこに出店して戦略的に運営していくのかなど、各お店の方針によって、都心か郊外かどちらにテナントを借りるべきかは変わってきます。いずれにしても、どんな客層をターゲットにするのかをよく見極めてからエリアと物件を選ぶことが大切です。