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2021.04.14

建設業を立ち上げるなら都心部と郊外どちらでオフィスを賃貸すべきか?


建設業を始める場合、開業届の提出や建設業の許可取得といった煩雑な業務が多いですが、オフィス探しも大切です。もしかしたら、事務所を借りる場所が後の業績を左右してしまうかもしれません。そこで今回は、建設業を立ち上げるなら都心部と郊外どちらにオフィスを借りるべきなのか、それぞれのメリット・デメリットをお伝えしながら明らかにします。

【目次】
1.都心部でオフィスを借りて建設業を始めるメリット・デメリットは?
2.郊外でオフィスを借りて建設業を始めるデメリット
3.建設業開業はコスト高!事務所は場所も家賃も重視しよう!
4.今回のまとめ

都心部でオフィスを借りて建設業を始めるメリット・デメリットは?

都心エリアにおける建設業開業には、どのような長所・短所があるのか、まずは知っておきましょう。ここでは、都心部でオフィスを借りて建設業を始めるメリット・デメリットとは何かを解説します。

都心部でオフィスを借りて建設業を始めるメリット

都心部でオフィスを借りるメリットは、請け負える仕事の数が多いことです。個人はもちろん、企業・店舗・医療機関・教育機関・自治体・国など、お客さんや取引先が豊富でポテンシャルは極めて高いと言えるでしょう。交通機関が充実しており、従業員の通勤にも便利です。また、人口の多い都心部の方が人材も確保しやすいと言えます。

都心部でオフィスを借りて建設業を始めるデメリット

オフィスを都心で賃貸する最大のデメリットは、家賃の高さです。建設業の中でも、多くの従業員がいたり請け負う業務が幅広かったりすれば、事務所もある程度の広さが求められます。しかし、たとえば東京都心部のオフィスでは、20坪程度の小さな事務所でも10,000~20,000円前後の坪単価を見ておかなければなりません。さらに、ライバルとなる建設業者も多く、競争を勝ち抜いていく覚悟も必要です。

郊外でオフィスを借りて建設業を始めるメリット・デメリットは?

ひと口で建設業と言っても、その事業形態はさまざまです。都心より人口の少ない郊外で事務所を構えても、地域の特徴や自社の持ち味を生かして業績を伸ばすことは可能でしょう。ここでは、郊外でオフィスを借りて建設業を始めるメリット・デメリットについて解説します。

郊外でオフィスを借りて建設業を始めるメリット

郊外にオフィスを構えて建設業を立ち上げる場合の大きなメリットは、賃料の安さです。建設業の許可取得を行う場合には多くの費用が必要なので、できるだけ開業にかかる他の費用を抑えたいという方には、郊外の物件は魅力があります。また、総合建設業を立ち上げるには、事務スペース以外に資材や車両を置く広い敷地が必要ですが、郊外なら予算内で借りられる事務所や倉庫が見つかる可能性が高まるでしょう。

郊外でオフィスを借りて建設業を始めるデメリット

郊外で建設業を始めると、都心部とは人口や自治体のスケールに差があるなどの理由から、都心ほどの受注数は見込めないかもしれません。また、地域で認知されるまでは、思うような集客ができない可能性もあります。さらに、人材集めが都心部のようには円滑に行かないというデメリットも考えられます。

建設業の開業方法はいろいろ!ニーズに合うオフィスを借りよう!

建設業には、主に建築設計を行う事務所もあれば、施工管理までカバーする会社やさまざまな専門分野に特化した業務請負などいろいろな事業形態があります。また、開業の仕方も幅広く、個人事業主や法人の設計事務所・工務店以外にも、大手建設業者とフランチャイズ契約して独立するなど、開業方法は多様です。
オフィスを都心部・郊外のどちらに借りるかを決める前に、まずは自分がどんなお客さんを獲得し、どんなサービスを行う建設業者になりたいのか分析し、そのニーズに合う場所で事務所を構えるようにしましょう。

今回のまとめ

建設業の立ち上げを検討している方の中には、個人住宅の設計などをメインに手がけていきたい方もいれば、施工業者として活躍したい方もいるでしょう。都心か郊外か、オフィスの場所で悩む前に、まずはどんな事務所・会社になりたいのかをじっくりと考え、その答にマッチするエリアで物件を探してみてはいかがでしょうか?

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