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スタンディングワークを行うためのオフィス・事務所のつくり方
社員の健康への影響や業務の効率化を考えた場合、そろそろ自社オフィスにスタンディングワークを取り入れたいとお考えの企業も多いのではないでしょうか?ここでは、スタンディングワークを行うためにはオフィスでどんな準備が必要なのかをご紹介します。
【目次】
1.スタンディングワークを取り入れるメリット・デメリットとは?
2.スタンディングワークを行うためにオフィスで必要な準備とは?
3.スタンディングワークを行えるオフィスづくりの注意点
4.今回のまとめ
スタンディングワークを取り入れるメリット・デメリットとは?
スタンディングワークは、もともと北欧で始まったとされますが、すでに欧米のオフィスでは広く導入され浸透しています。まず始めに、オフィスでスタンディングワークを行うメリット・デメリットおさらいしておきましょう。
スタンディングワークを取り入れるメリットは?
座り姿勢で長時間事務作業などをしていると、血流が悪化して代謝が落ち、太りやすくなったり脚がむくんだりしがちです。また、長い時間座ったままの業務を継続的に行う人は、そうでない人に比べ、糖尿病や循環器系の疾患などにかかるリスクが高まるとも言われています。たまに立ち上がってデスクワークを行うことが適度な運動効果をもたらし、健康の維持向上に役立ちます。また、気分的にもリフレッシュできるため、作業効率や生産性を上げる効果があるとも言われています。
スタンディングワークにデメリットはある?
スタンディングワークは、導入に際して必要な道具を揃えなければならず、一定の費用がかかります。また、立ったまま作業をする時間が長くなると、脚の疲れが出てしまい逆効果となるので気をつけましょう。
スタンディングワークを行うためにオフィスで必要な準備とは?
スタンディングワークを効果的に行っていくには、必要な物品を適切に準備するなど、環境を整える必要があります。スタンディングワークができるオフィスをつくる際には、通常次のような準備を行います。
スタンディングデスクを用意する
スタンディングワークは座位用のデスクでは不可能です。そのため、立ったままデスクワークができる専用のデスクを調達しましょう。スタンディングのみに使える机を準備すると、座位用と立位用2台必要となるか、ハイチェアが必要となるので、とくに人数の多いオフィスでは、昇降タイプで座位・立位に両用できるデスクもおすすめです。また、現在の座位用デスクの上に載せて使用できる便利な昇降デスクもあります。
無理なくスタンディングワークを行えるスペースを確保する
立った姿勢でデスクワークを行っている間は、椅子をどけておいたり、周囲で座って作業している社員などに圧迫感を与えたりする場合もあるので、余裕のある空間づくりが理想となります。通行スペースを妨げたり快適性を損なったりせずにスタンディングワークを行うには、あまりに専有面積の小さいオフィスは向いていると言えないでしょう。
スタンディングワークを行えるオフィスづくりの注意点
オフィスへのスタンディングワーク導入は、心身の健康面でメリットが多いためおすすめですが、会社の中には、スタンディングワークのメリットを理解し、受け入れてくれる社員ばかりではない可能性もあります。定着させて効果を得るまでに時間がかかるケースも考えられるので、一度に導入せず、段階的に試しながら準備を進めていくと良いでしょう。
また、座位と立位どちらかの作業時間が偏って多くならないよう、適度に取り入れることも重要です。
今回のまとめ
スタンディングワークは、デスクワークをする人の健康増進に役立つことや、業務の能率・生産性をアップする効果が報告されていることから、導入する企業が増えています。立ってデスクワークをするための環境を整えるには空間確保や専用デスクなどの準備も必要ですが、従業員の健康増進や業務効率化のためにも、スタンディングワークをオフィスに取り入れてみてはいかがでしょうか?