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全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【新潟県】
日本有数の豪雪地帯と言われる新潟県では、1万数千年前から人々が生活を営んできました。米作りが始まったのは弥生時代ですが、戦後の農地改革によって「コシヒカリ」が開発・栽培されるようになり、日本一の米どころと呼ばれるようになったのです。広大な県土と豊かな自然に恵まれた新潟で、賃貸オフィスの現状はどのようになっているのでしょうか。
【目次】
1.新潟県の特徴はどんなところにある?
2.新潟県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい?
3.新潟県における賃貸オフィスの需要傾向は?
4.今回のまとめ
新潟県の特徴はどんなところにある?
新潟県は、本州の日本海沿岸において、ほぼ中心部に位置しています。県内を南北に流れる阿賀野川を境として、北側は東北型・南側は北陸型の気候傾向がみられます。全国で5番目に面積が広い県内は、7つのエリアに分けられますが、中でも妙高・上越エリアおよび湯沢・魚沼エリアは特に積雪量が多い地域で、冬はウインタースポーツを楽しむ観光客が多く訪れます。
県内には、世界的に評価されている自然環境が多いほか、米菓や切り餅などお米を原料とした食品産業の出荷額は全国1位となっています。食品産業全体をみても、新潟県の出荷額は全国トップクラスなのです。
新潟県における賃貸オフィスの家賃相場はどのくらい?
新潟県の県庁所在地は新潟市で、オフィスが多く集まっているのも新潟市です。特に、新潟駅の西口から萬代橋にかけてのエリアは、オフィスビルが立ち並ぶビジネス街であり、県内屈指のビジネスエリアだと言われています。高層ビルが多数あるほか、ショッピングセンターも立ち並び、上越新幹線ならびに在来線の始発駅でもあることから、鉄道での移動も大変便利です。新潟駅の南口は、道路整備が進むとともに新しい建物が増えており、高速道路へのアクセスもしやすい場所であることから、車での移動に便利なエリアです。賃貸オフィスが多いのも新潟駅周辺ですが、新潟市内は乗合バスも運行されていることから、駅からバスでアクセスできる範囲に広く物件が分布しているのも特徴です。
新潟駅周辺では、賃貸オフィスの家賃が比較的高く、坪あたり10,000円を下回る物件は減っているのが現状です。駅からバスでアクセスする立地では、坪当たり6,000円台の物件も見られます。
新潟県における賃貸オフィスの需要傾向は?
新潟駅周辺は、大規模な再開発によって大きく姿を変えようとしています。鉄道の高架化および、駅前広場である「万代広場」を2023年(令和5年)頃までに現在の2倍の面積に広げる計画が進められています。さらに、老朽化したオフィスビル・バスセンター・ホテルなどの建て替えや、マンションの新築工事など、建設ラッシュは続けられるのです。新潟から東京まで、新幹線を利用すると最速1時間40分ほどでアクセスでき、高速道路網も発達しているうえ、新潟市は日本海沿岸エリアで唯一の政令指定都市となっています。
これらの理由から、日本海側の都市におけるオフィスの起点として新潟を選ぶ企業も増えています。新潟市において、「にいがた創業支援プラットフォーム」から起業支援の情報を発信することで、ベンチャー企業を中心としたオフィス需要の増加が期待されているのです。ビジネスチャンスが多く見込まれる新潟で、賃貸オフィスの需要は今後さらに高まっていくことでしょう。
今回のまとめ
新潟県は、昨今のコロナ禍に負けない勢いが見られ、さらなる発展が見込まれる自治体です。今後の動向に注目が集まることでしょう。