COLUMN
お役立ち情報
全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【千葉県】
30
首都圏の東側に位置している千葉県は、海岸線の長さが500kmを超え、地域によってさまざまな景観が見られる特徴を持っています。房総半島から関東平野南部にかけて広大な土地が広がり、全国的に有名な施設が複数あることから、ビジネス・観光双方で日々多くの人が訪れます。そんな千葉県における、賃貸オフィスの家賃相場はどのくらいで推移しているのでしょうか。
【目次】
1.千葉県が持っている特徴はどんなところにある?
2.千葉県における賃貸オフィスの家賃相場は?
3.千葉県における賃貸オフィス需要の傾向は?
4.今回のまとめ
千葉県が持っている特徴はどんなところにある?
千葉県は、東京都の東側に位置しており、 温暖な気候から全国有数の農林水産物生産高を誇っている県です。県内は山地が少なく、房総丘陵で200mから300m級の山々が見られる以外はほぼ平坦な地勢で、可住地が広い特徴があります。農業以外にも幅広い産業がさかんで、京葉工業地帯には製鉄所や発電所、石油化学コンビナートなどが立ち並んでいます。
県庁所在地である千葉市を中心とした千葉地域には、幕張新都心があり、幕張メッセを始めとした国際業務都市になっています。県の北西部にあたる東葛地域は、中小企業やベンチャー企業などが集まり、産学官連携を活かした研究開発などが行われています。ほかにも、成田空港近辺や、研究施設が集まっているかずさ地区、観光が中心である夷隅地区など、地域ごとに特色がはっきり分かれているのです。
千葉県における賃貸オフィスの家賃相場は?
千葉県内で代表的なオフィスエリアは、千葉駅や千葉みなと駅周辺だと言われています。近年では、都心では確保が困難である広大な敷地が確保できることから、幕張エリアにもオフィスビルが多く建てられているのです。千葉駅は、JR内房線・外房線、総武本線などとモノレール、京成電鉄の駅となっており、千葉みなと駅もJR京葉線とモノレールが乗り入れています。千葉市役所は、千葉みなと駅が最寄り駅であり、千葉県庁へは千葉駅からバスを利用するか、もしくはJR本千葉駅などから徒歩でアクセスできます。
千葉市内で、賃貸オフィスを検討するときには、家賃相場は坪あたり6,000円台から10,000円台を想定すると良いでしょう。幕張近辺では、相場が少し上がり、坪あたり10,000円を超える物件が主流です。
千葉県における賃貸オフィス需要の傾向は?
千葉県内では、2010年頃から賃貸オフィスの家賃が低下する傾向が続いていました。ここ数年で、その傾向は止まりつつありますが、新規供給と需要のバランスがとれず、空室率が若干上がって来ているのが現状です。千葉駅周辺のオフィスは、規模のバリエーションが豊富で、企業の規模や業務内容に合わせたオフィスが選びやすくなっています。駅周辺で再開発が進められており、2020年4月に複合施設「ウェストゲート千葉」がオープンしました。
さらに、2022年にもビルが完成する予定となっています。このエリアでは、「職住近接」のワークスタイルを目指しているうえ、東日本大震災以降多くの企業で進められているBCP対策、およびコロナ禍における東京への一極集中是正などにより、千葉県への注目は高まっています。企業の本社機能移転や、サテライトオフィスの設置を進める企業も増えていることから、今後の賃貸オフィス需要は大きく変化が起こる可能性もあるのです。
今回のまとめ
千葉県内に自宅を構え、東京まで電車通勤している人は、大勢います。しかし、コロナを機に、東京以外での働き方を模索する人が増えているのも現状です。ここでご紹介した家賃相場や需要傾向は、今後大きく変わる場合もありますので、最新情報を常に確認しながらオフィスを検討しましょう。