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2021.03.13

賃貸オフィス・賃貸事務所の審査において大家は何を見て判断しているのか


オフィス・事務所を借りる際には入居審査が行われます。それを通過して初めて契約を結ぶことができますが、審査ではどういった点がチェックされるのでしょうか?
今回は、賃貸オフィス・賃貸事務所の審査において大家(オーナー)は何を見て判断しているのかについて解説します。

【目次】
1.賃貸オフィス・賃貸事務所を借りる前には審査がある
2.審査でチェックされるポイントとは?
3.今回のまとめ

賃貸オフィス・賃貸事務所を借りる前には審査がある

賃貸オフィス・賃貸事務所を借りようと申し込むと、入居審査が行われます。貸主によってはほぼ即決に近い場合もありますが、1〜2週間ほどかかることもあります。
気に入る物件が見つかり、必要書類を準備して申し込んでも、審査が通らなければ入居できません。一般の賃貸住宅の場合、審査といってもそこまで厳しいものではない場合が大半ですが、法人向けの賃貸オフィス・賃貸事務所ではシビアに審査されることが普通です。

審査でチェックされるポイントとは?

審査では、入居希望企業のどういったポイントがチェックされるのでしょうか?大家が気にして見るのは、主に次のようなポイントです。

支払い能力

間違いなくチェックされるのが支払い能力です。この先きちんと賃料を納めてもらえなくては困りますので、厳しくチェックされるはずです。申込時には会社概要、決算書、事業計画書などの書類の提出が求められますが、これらのデータから「業績は好調か」「経営状況に問題はないか」「債務超過となっていないか」「事業の将来性はどうか」といったようなことを見ます。

業種・業態

ビル全体の環境や雰囲気にも関わってくる業種・業態もチェックされるポイントです。
どういった業種・業態が敬遠されるかはビルの雰囲気や大家の好みによります。たとえば、周囲のテナントが静かな場合には、人の出入りが激しい業種は渋られるでしょう。近隣が住宅街になっている物件だと、夜遅くまで営業している業態は「苦情が来そう」と敬遠されがちです。
また、何らかの店舗の場合、業種自体には問題はなくても、同じビル内の別の入居テナントの業種とかぶるという理由で審査が通らないケースもあります。

連帯保証人の支払い能力

連帯保証人を立てる場合は、連帯保証人の支払い能力もチェックされます。万一借主が賃料を支払えなくなるなどの事態となった場合に、代わって支払うことになるのが連帯保証人ですので、安定収入のためにチェックが欠かせないポイントです。

代表の人柄・人間性

賃貸借においては貸主と借主の信頼関係が重要ですので、入居を希望している会社の代表が誠実そうか、信頼できそうかといった点もチェックされます。特に個人オーナーでかつ物件からあまり離れていない場所に居住している大家の場合に重視される傾向が見られます。

今回のまとめ

入居審査は決して形だけというわけではなく、きっちりと行われ、審査で落ちて入居できなかったという事例は少なからず見られます。審査の基準は大家により差がありますし、その時々の状況に左右される部分もあるため、必ず審査に通る方法というものは残念ながらありません。
しかし、どういった大家にも重視されるのはやはり誠意です。入居が決まれば長いおつきあいとなる間柄ですので、互いに信頼し合える関係性を入居審査の段階から築き始めておきたいですね。

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