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賃貸オフィス・賃貸事務所で美容院・ヘアサロンを開業する方法・注意事項
美容師としてある程度経験を積むと、そろそろ独立をしたいと考えるものです。そのためにまず必要なのは店舗でしょう。この記事では、賃貸オフィスや賃貸事務所でエステサロンを開業する方法と知っておきたい注意事項について解説します。
【目次】
1.賃貸オフィスでの美容院・ヘアサロン開業の流れ
2.美容院・ヘアサロン開業に適した4つの物件とは?
3. 賃貸オフィスで美容院・ヘアサロンを開業する際の注意点
4. 今回のまとめ
賃貸オフィスでの美容院・ヘアサロン開業の流れ
賃貸オフィスで美容院やヘアサロンを開業する場合の流れを、3つのステップに分けてご紹介します。
店舗設計やコンセプトを決める
コンビニや信号機より多いといっても過言ではないほど、増えている美容院経営を成功させるためには、店舗設計やコンセプトを明確にすることが欠かせません。また、オーナーのみの美容院にするのか、何人か美容師を雇って開業するかによって、借りる店舗面積も変わってきます。提供するサービスに、ボディエステやネイルなどを加えるのかも含めて決める必要があります。
物件探し
店舗設計やお店のコンセプトが決まったら、物件探しを行いましょう。立地などに加えて、水道やガス、電気といった水回り、電気系統についても確認が必要です。
雇用や免許手続き
美容師を何人か雇用する場合は、将来的な目標などを含め方向性を合わせられるスタッフを選びましょう。また、複数の美容師を雇用する場合は「管理美容師免許」の資格が必要です。
美容院・ヘアサロン開業に適した4つの物件とは?
賃貸オフィスで美容院を開業するのに適した4つの物件を、メリットとデメリットも含めてご紹介します。
手軽に開業できるビルイン型店舗
1つ目は「ビルイン型店舗」です。駅前などにある商業ビルや繁華街、マンションなどにあるテナントです。エリアに集まってくるお客さんがターゲットとなるので、コンセプトがマッチすれば集客しやすくなるでしょう。また、高い内装費用をかける必要がないのもメリット。ただし、複数店舗が入っていることが多いため、外から見て分かりにくいというデメリットもあるでしょう。
来店しやすさを重視する路面型店舗
2つ目は「路面型店舗」です。大通りなどに面している道路の1階にあるテナントなので、場所が分かりやすく来店しやすいというメリットがあります。また、商業施設などに入るのは違い、営業時間だけでなく内装なども自由。ただし、家賃が高額になりがちなのはネックでしょう。
集客しやすい商業施設型店舗
3つ目は、「商業施設型店舗」と呼ばれ、百貨店やショッピングセンターなどに入るテナントです。集客力が高い施設内にお店を構えることができるため、集客力が強いのがメリット。ただし、施設独自のルールなどがあり、割高な家賃設定になりがちです。
ファミリー層を狙うならロードサイド型店舗
4つ目は、「ロードサイド型店舗」です。交通量が多い幹線道路などの道沿いにあるテナントで、単独店舗だけでなく複合テナント形態もあります。ターゲットが明確であり、地価が安いのがメリットですが、基本的にターゲットはファミリー層となるでしょう。
賃貸オフィスで美容院・ヘアサロンを開業する際の注意点
賃貸オフィスでエステサロン開業する際の注意点をご紹介します。
物件内覧時は内装業者と行こう!
物件の内覧は内装業者と行くことをおすすめします。内装費をその場で算出してくれるので、開業資金と照らし合わせて借りられる物件かどうかの判断がしやすいでしょう。
物件内覧時に確認すべき3つのポイントとは?
物件内覧時には、お客さんが来た際の導線とシャンプー台、受付などのスペースを確認することと、目立つ場所に看板が設置できるかどうか、そしてトイレの場所を必ず確認しましょう。特に水回りの変更は費用がかさむため、導線を含めて適当かどうかがチェックポイントです。
居抜き店舗での開業時は割高
以前の契約者が利用していたままの居抜き店舗は、同じ美容院などでない場合は、使いまわしができないため、おすすめできません。すでにあるものを取り壊すなどの費用が発生することを考えると、避けるのがベストでしょう。
今回のまとめ
美容院やヘアサロンを賃貸オフィスで開業する際は、店舗設計やどのようなサービスを提供するのか、雇用人数などを含めて物件を選ぶことが大切です。また、ターゲットを絞って物件選びをすることで、集客のしやすさも随分と変わってくるでしょう。内覧時のポイントをしっかり抑えて、マイ店舗を開業しましょう。