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全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【宮城県】
「食材王国」と呼ばれる宮城県では、豊富な食材に恵まれていることから多くの特産品が生み出されています。旬の料理をはじめ、米どころである利点を活かしたバラエティ豊かな餅料理、笹かまぼこやずんだ、仙台味噌などの加工品など、どれも人々の舌を楽しませてくれるのです。宮城県では、賃貸オフィスや事務所の家賃はどのくらいなのでしょうか。相場を知り、オフィス探しの参考にしましょう。
【目次】
1.宮城県の特色はどんなものがある?
2.仙台市における賃貸オフィスの家賃相場は?
3.仙台市におけるオフィス需要の傾向は?
4.今回のまとめ
宮城県の特色はどんなものがある?
宮城県は、仙台・県北・県南・三陸と4つのエリアに分けられ、各エリアの中でさらに細分化されています。県の東側は太平洋、西側には奥羽山脈が広がり、自然を活かした産業が盛んに行われています。ブランド米が有名な農業、142もの漁港がある漁業、仙台牛を代表とする畜産業など、各種産業が活発です。かつて、伊達政宗が仙台を治めていたことから、現在でも伊達家ゆかりのスポットが多数残っています。仙台エリアには、県庁所在地である仙台市があり、仙台市は人口が100万人を超えていることから、東北地方唯一の政令指定都市となっているのです。県民のおよそ半分が、仙台市で生活しています。
また、日本三景のひとつである松島も、仙台エリアに含まれるのです。県北エリアは、県内随一の穀倉地帯です。また、鳴子峡や鳴子温泉などもあり、特に紅葉の時期には多くの観光客が足を運びます。県南エリアは、歴史と自然が調和するエリアで、蔵王連峰や阿武隈川、桜で有名な白石など、四季折々の自然を愛でることができます。さらに、歴史情緒あふれる街並みも魅力が詰まっているのです。三陸エリアは、何といってもリアス式海岸が続く光景が見どころです。見る角度や場所によって表情がかわるため、何度見ても楽しめます。
仙台市における賃貸オフィスの家賃相場は?
仙台市の賃貸オフィスは、5行政区の中で最も面積が広く、仙台駅も属する青葉区に多く見られます。駅に近い賃貸オフィスでは、家賃の坪単価が10,000円を超える物件も多数あります。仙台駅から地下鉄で移動して、少し郊外に移動すると、坪あたり5,000円前後の物件もあります。
仙台市におけるオフィス需要の傾向は?
仙台市は「杜の都」と呼ばれることがあります。「杜」とは、人々が時間をかけて丁寧に育ててきた緑を意味しており、1945年の仙台空襲後に復興してきた姿を現しているのです。仙台市には、県内の都市機能の多くが集結しており、企業の支店や国の出先機関などのほとんどが仙台に位置しています。
賃貸オフィスも仙台市内の各所に構えられていますが、特に仙台駅の周辺には、大型のオフィスビルが集まっているのです。一方で、新規で建てられるビルがほとんどなかったため、オフィス需要が高く、空室率も5%以下の低水準で推移しています。
仙台市の都心部には、2009年に「杜の都景観計画」が制定されました。これに加えて、全国の大都市には「環境影響評価制度」という制度があるため、仙台市内の都心部に100mを超える建築物が建てにくいのです。このため、仙台市には高層ビルがほとんどありません。
今回のまとめ
宮城県にある賃貸オフィスの家賃相場を、仙台市を中心にご紹介しました。家賃は、立地だけでなく、設備や周辺環境などによっても大きく左右されます。また、相場は情勢によって変動しますので、今回ご紹介した相場は参考としてお考えください。
物件を決める際には、他の要素も十分加味するように心がけましょう。