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全国の賃貸オフィス・賃貸事務所の家賃(坪単価)相場【岩手県】
山と海が織りなす大自然が広がる岩手県には、日本の歴史や伝統文化を今に伝える名所・旧跡が数多く存在し、「平泉文化」を代表とする文化が大切に守られています。温泉郷が多いのも特徴で、訪れる観光客の疲れを癒してくれます。沿岸部は三陸と呼ばれ、リアス式海岸が広がる海から豊富な魚介類が水揚げされるのです。岩手県で賃貸オフィスを探すときには、事前に家賃相場を知っておくと役立ちます。
【目次】
1.岩手県の地域ごとの特色はどんなものがある?
2.盛岡市における賃貸オフィスの家賃相場は?
3.岩手県におけるオフィス需要の傾向は?
4.今回のまとめ
岩手県の地域ごとの特色はどんなものがある?
岩手県は、県央・県南・沿岸・県北の4エリアに分類されます。県央は、県庁所在地である盛岡市を中心としたエリアで、8つの町村が含まれます。盛岡市内には3本の川が流れ、エリアを見守るように岩手山がそびえ立っています。県南は、県の南部に位置するエリアで、宮城県との県境にあたる地域もあります。こちらも8つの町村で構成され、世界遺産の「平泉」をはじめとして、宮沢賢治ゆかりの花巻、民話の里遠野などがエリアに含まれます。
沿岸は、県東部の太平洋沿岸部に広がるエリアで、9つの市町村で構成されています。この海域は、親潮と黒潮がぶつかり合うことで、世界三漁場のひとつに数えられています。三陸特有の地形がみられるのも沿岸エリアで、200mに及ぶ断崖が連なる北山崎や鵜の巣断崖、国の名勝・浄土ヶ浜など、どれも圧倒される景観です。県北は、文字通り県の北部にあたり、8つの市町村が属しています。青森県との県境がある地域で、ドラマ「あまちゃん」のロケ地となった久慈市や、歴史文化を物語る建物が多いことで知られます。内陸部は、東北でも有数の「ヒメボタル」群生地として有名です。
盛岡市における賃貸オフィスの家賃相場は?
盛岡市は、岩手県の県庁所在地であり、中核市として行政分野の中枢を担っています。東北地方のハブ都市とも言われ、東北・北海道新幹線の北海道と秋田への分岐点でもあります。石川啄木の生まれ故郷としても有名で、現在では生誕100年を祝って建てられた啄木記念館があります。古くから、米や馬の特産地として栄えたことから、毎年6月第2土曜日に「チャグチャグ馬コ」という祭りが開かれているのです。国の無形民俗文化財に指定され、100頭ほどの馬が行進していく光景は圧巻です。
盛岡市にある賃貸オフィスの多くは、盛岡駅の近辺に建てられています。駅から徒歩15分以内の立地も多いことから、交通の便はほぼ問題ないと言えるでしょう。築年数が経っている物件では、坪当たりの家賃相場が5,000円から6,000円前後であり、比較的新しい物件では10,000円前後が相場となっています。
岩手県におけるオフィス需要の傾向は?
岩手県のオフィスは、先述した盛岡市に位置する割合が高い特徴を持っています。盛岡市内にある大通りは、オフィスビルや商業施設が集中する地域で、賃貸オフィスも大通り沿いに建っている物件が多く見られます。地元企業のほか、都心部に本社を置く企業が大通り沿いに支店や営業所を構えることも多く、オフィス需要は堅実と言えるでしょう。さらに、盛岡市が創業支援に力を入れていることから、ベンチャー企業の進出も増えており、起業家からのオフィスニーズも拡大すると考えられています。
一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、マイカー通勤を希望する人が以前よりも増えました。公共交通機関でのアクセスが良くなかった賃貸オフィスも、今後需要が増えることが予想されます。
今回のまとめ
岩手県の賃貸オフィスは、今後ニーズが増える可能性を秘めていると言えるでしょう。北海道新幹線が札幌まで延伸されるには、まだ時間がかかりますが、延伸されれば盛岡駅周辺はさらに発展していくことでしょう。