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2021.03.02

オフィス・事務所に入居中に起こりやすい3つのトラブル

オフィスには、日々多くの人々が出入りします。さらに、周辺テナントと協力しながら行う業務もあるかも知れません。賃貸物件で聞かれることの多いトラブルですが、住宅だけでなくオフィスでもトラブルは起こるものです。今回は、オフィスに入居中のトラブルについてご紹介します。

【目次】 
1.賃貸借契約書を紛失してしまった
2.設備の修理
3.テナント同士のトラブル
4.今回のまとめ

賃貸借契約書を紛失してしまった

オフィスの賃貸契約を結ぶときには、賃貸借契約書を受け取ります。貸主と借主が割り印を押し、契約終了時もしくは退去時までそれぞれ1部ずつ保管しておく、重要な書類です。契約書には、退去時の解約予告方法や保証金の返還、損害賠償金、使用において禁止されている事項(楽器やペットの禁止など)、原状回復、建物の規則などの賃貸条件が書かれています。契約書を紛失してしまうと、トラブルが起きた際に解決まで時間がかかったり困難になったりすることがあるのです。
契約書を再発行してくれるかどうかは、不動産会社の判断によるケースが多いようです。再発行をすると、作成日が新しくなりますが、最初に作成した契約書と少しでも内容が異なる場合、日付が新しい契約書が優先されるためです。契約後5年間であれば、不動産会社に保管義務があるので、事情を話しコピーがもらえるかどうか頼んでみましょう。

設備の修理

共用部に備え付けられている設備が故障した場合、管理会社が修理を行う義務を負っています。しかし、修理まで時間がかかったり、修理代を請求されたりするトラブルがあるのです。また、専用部にある設備も、入居時に既に備え付けられていたものは管理会社の所有物とみなされ、修理義務は管理会社が追うことになります。天井の雨漏り、壁やドアの老朽化・損傷、エアコンの不具合などが代表的なものです。
ただ、特約が定められていることがあり、一定の範囲までは借主が修理すると契約書に記載されている場合もあるのです。前入居者がそのまま置いていった設備であれば、このケースに該当する可能性もあるため、責任の所在は契約時に確認しなくてはいけません。管理会社に修理義務がある設備は、修理をしないと借主側から損害賠償が起こることもあるのです。室内の設備と契約書の内容を照らし合わせ、細かく確認しましょう。

テナント同士のトラブル

賃貸住宅では、隣人トラブルが起こることもあるかと思いますが、賃貸オフィスでもテナント同士のトラブルが発生するリスクは避けられません。例としては、テナントの入居時に、引っ越し作業における養生が不十分だったために、他のテナントの専有部に傷をつけてしまったというものがあります。また、あるテナントの社員の自転車が、駐輪場以外の場所に止められていたり、ゴミ出しの日付や時間を守ってくれなかったりと、あらゆるトラブルが起こるのです。できるだけ、話し合いによって当事者同士で解決できるのが理想ですが、揉め事が大きくなると管理会社が介入せざるを得なくなるケースも発生するでしょう。
管理会社は、テナントが快適に営業活動を行う環境を維持する義務を持っています。適切な対応をとらないと、反対に管理会社が訴えられてしまう可能性も、ないとは言い切れないでしょう。できるだけ、お互いが気持ちよく営業活動ができるように、日ごろからテナント同士の接点を持つようにしたいものです。

今回のまとめ

オフィスで発生するトラブルは、さまざまな原因が考えられます。気持ちよく仕事ができるように、相手の立場に立った行動をとりたいものです。

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