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千種駅の賃貸オフィス・事務所の賃料相場と推移を紹介
名古屋駅から、地下鉄東山線で東(藤が丘方面)に乗車すると、4駅目にあるのが千種駅です。西に2駅行くと栄、東に1駅行くと今池があり、両繁華街に挟まれた地域です。西に1駅行った新栄町駅と同じように落ち着いた雰囲気を持ち、オフィスや住宅地などが立ち並びます。また、大手予備校の河合塾本部があるのをはじめとして、各種予備校や専門学校も多く、たくさんの学生が行き交う駅でもあります。そんな千種駅において、賃貸オフィスの賃料相場や推移をご紹介します。
【目次】
1.千種駅におけるオフィスの需要は
2.千種駅における賃貸オフィスの賃料相場は
3.千種駅の賃貸オフィス・今後の動向は?
4.今回のまとめ
千種駅におけるオフィスの需要は
千種駅は、地下鉄東山線とJR中央本線が通っている駅で、1900年の開業以来長い歴史をたどってきました。JR線が通っていることで、岐阜県や長野県からJR線でアクセスしやすい駅です。駅周辺には、大手予備校・河合塾の本部があることで有名なほか、予備校や専門学校が集まっており、学生街となっています。
千種駅は、千種区と東区にまたがっており、千種区の西端に位置しています。オフィスを探そうとして千種区で検索すると、西に5km以上離れた星ヶ丘地区がヒットすることもあるため、千種駅周辺でオフィスを探すときは注意しましょう。駅周辺は、オフィス街とまではいきませんが、落ち着いた雰囲気で仕事ができる環境です。
千種駅における賃貸オフィスの賃料相場は
千種駅周辺にある賃貸オフィスは、築年数がさまざまであり、それに伴い物件ごとで賃料にも大きな開きがあります。築年数が経っており、新耐震基準を満たしていない中小物件では、坪あたり8,000円程度の物件が多く見られます。その反面、築年数が浅く、新耐震基準を満たしていると、坪あたり15,000円近い物件も存在するのです。
オフィスを選ぶときには、賃料以外にも注目すべき点がいくつかあります。最寄り駅からの距離や物件の広さはもちろん、建築構造や築年数も大きく関わってくるのです。建築構造については、賃料が安いと思ったら実は木造の建物だったという事例があります。反対に、高い賃料で耐震設備が整っている建物も多く見られます。これは、南海トラフ地震の可能性が叫ばれている名古屋地区で、外せない条件のひとつと捉える担当者の方も多いかも知れません。
さらに、エレベーター・空調などの設備、近所にコンビニや飲食店があるかなどの点でも、賃料に影響するのです。
千種駅の賃貸オフィス・今後の動向は?
千種駅周辺では、現在新たにオフィスビルが建設される情報は確認できませんでした。駅のすぐ前にある河合塾千種校において、2023年8月の完成予定で建て替え工事が行われていますが、オフィスに関してはほとんど影響がないと思われます。
千種駅周辺のオフィス賃料相場は、名古屋駅・栄・伏見に比べてかなり手ごろなことが特徴です。さらに、テレワークの推奨により、オフィス規模を縮小しようとする動きも活発になっています。これまでオフィス街で業務を行ってきた企業が、千種駅周辺への移転を検討する可能性も、今後高まることが予想されます。岐阜や長野との繋がりがある企業では、その傾向がより強く見られることでしょう。電車での行き来がしやすい名古屋市内では、オフィスの移転によって通勤経路の変更があったとしても、通勤時間そのものは大きな変化が起こらないこともあるのです。
今回のまとめ
千種駅周辺で賃貸オフィスを検討する際には、賃料だけでなく物件情報を総合的に判断し、企業に適したオフィスを選ぶように心がけましょう。