COLUMN
お役立ち情報
名古屋駅の賃貸オフィス・事務所の賃料相場と推移を紹介
名古屋駅は、中部地区を代表するオフィス街であり、大規模オフィスビルの建て替えにより人の流れがさらに活発になっています。リニア中央新幹線の工事が進められており、今後もオフィスの需要は増えていくことが予想されているのです。複数の鉄道会社が乗り入れていることから、あらゆる方面からのアクセスに便利な立地ですが、名古屋駅における賃貸オフィスの賃料相場や推移はどのようになっているのでしょうか。
【目次】
1.名古屋駅におけるオフィスの需要は
2.名古屋駅における賃貸オフィスの賃料相場は
3.名古屋駅の賃貸オフィス・今後の動向は?
4.今回のまとめ
名古屋駅におけるオフィスの需要は
名古屋市内におけるオフィスエリアは、かつて伏見や栄が中心でした。1999年(平成11年)に、名古屋駅にJRセントラルタワーズが竣工されてから、名古屋駅エリアに超高層ビルが急増したのです。2006年に竣工したミッドランドスクエアと並んで、名古屋駅を代表するオフィスビルとなっています。中部国際空港へも、名鉄特急ミュースカイで30分弱の所要時間で到着でき、トヨタ自動車や三菱系の各種企業など、グローバルにビジネスを展開する企業も多数オフィスを構えているのです。その他のビルも、老朽化などによる建て替えが進み、中でも大名古屋ビルヂングの建て替えは中京圏のビジネスに大きな影響を与えました。
現在では、リニア中央新幹線の建設工事が進められる一方で、新型コロナウイルスの影響によりオフィステナントの空室が見られるようになったオフィスビルもあります。交通の便が良いことから、レンタルオフィスの需要が多い傾向もみられるのです。
名古屋駅における賃貸オフィスの賃料相場は
名古屋駅周辺で賃貸オフィスの契約を検討するとき、賃料は最重視すべき検討ポイントのひとつです。中京圏でもっとも賃料が高い地域であり、小規模物件でも坪単価が10,000円を下回ることはほとんどありません。名古屋駅から地下鉄で数駅離れた亀島駅や本陣駅周辺における小規模オフィスでは、坪単価の賃料が5,000円を切ることもありますが、これはかなりレアな物件と言えるでしょう。
ただ、7,000円台から8,000円台の物件は複数見られますので、賃料を抑えたいと思う場合は名古屋駅からほんの少し離れた場所で探すのもひとつの方法です。地下鉄ですぐ行き来できますので、さほど不便は感じないでしょう。
名古屋駅の賃貸オフィス・今後の動向は?
リニア新幹線の開業が、当初の予定より遅れていることや、新型コロナウイルスの影響を受けるなどして、名古屋駅の賃貸オフィスにも影響が出始めています。複数のビルに分散していたオフィスをひとつのビルに集約したり、テレワークの推進によってオフィスそのものを縮小したりしようという動きが見られているのです。特に、名古屋駅からあおなみ線で1駅のささしまライブ駅すぐ近くにあるグローバルゲートでは、大手スーパーが本社機能を移転して以降、空きが埋まりきっていない期間が長期化しています。また、2022年度に着工が予定されていた、名鉄百貨店や近鉄パッセなどを含めた巨大複合ビルの計画も、時期が延期されることになりました。
ただ、名古屋駅周辺のオフィスが日本に与える影響は大きく、交通の利便性の高さから需要が落ち込むのは一時的との見方もあります。このため、賃料の大きな値崩れは起きにくいと考えられています。
今回のまとめ
名古屋駅は、オフィスエリアとして今なお発展を続けている地域であり、今後もこの傾向は続くでしょう。周辺には飲食店も数多くありますので、賃貸オフィスを探すときには賃料と合わせて周囲の環境も考慮しながら検討していきましょう。