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名古屋市の賃貸オフィス・事務所の賃料相場と推移を紹介
賃貸オフィスを探すとき、気に留めるべき点は複数ありますが、中でも賃料は重要な選択ポイントとなります。賃料は、企業経営にかかる経費のうち大きなウエイトを占めるため、慎重にオフィスを選ばないといけません。そのためには、賃料の相場を大まかに把握しておく必要があります。今回の記事で、名古屋市における賃料相場と推移をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
【目次】
1.名古屋の賃料は上昇を続けている
2.賃料が決まる要素とは?
3.名古屋市内での賃貸オフィスの賃料相場は?
4.今回のまとめ
名古屋の賃料は上昇を続けている
名古屋市の賃貸オフィスでは、賃料の上昇が続いています。背景には、空室率が下がっている地域が市内で多く見られることや、愛知県での就職を希望する人材が増加していることなどが関係しています。また、2027年に開業予定であるリニア中央新幹線の関係で、名古屋駅や栄駅周辺では大規模な再開発が進められており、市内の他地域でもオフィスの需要が増えていることなども、理由とされているのです。
賃料が決まる要素とは?
オフィスの賃料は、複数の要素が絡み合って決定されます。主な要素には、次のような点があげられるのです。
立地条件
名古屋では、JR・名鉄・近鉄・地下鉄・あおなみ線および市営バス・基幹バス・名鉄バスなどが通っていることから、最寄りの交通機関からの距離は賃料を大きく左右します。近いほど賃料は上がり、反対に遠くなるほど賃料が下がります。
広さ・間取り・規模
オフィスの賃料は、坪単価で決められるため、広いオフィスになるほど賃料も上がっていきます。広いオフィスを借りようとしても、レイアウトがうまく組めない場合は、企業が求める需要と物件が合っていないのかも知れません。
建築構造・設備
地域ごとの賃料相場と物件の賃料の開きが大きい場合は、建築構造が関係している場合があります。オフィスビルでは、鉄骨造りもしくは鉄骨鉄筋コンクリート造りであることが多いのですが、賃料が安いと木造だった・もしくは賃料が高いと耐震設備が優れていたなどの特徴が見られます。
また、ビル内の設備(コンビニや飲食店など)や、エレベーター・空調・インターネット環境なども、重要なポイントです。
築年数
築年数も、賃料に大きく関係しています。築年数が長いと、それだけ老朽化が進んでいるため、賃料は下がります。逆に、新築物件は当然賃料も高くなります。
名古屋市内では、オフィスビルの建築や建て替えも頻繁に見られ、築年数は耐震基準にも関係するうえ、設備や仕様も新築と既築の建物では大きく異なります。
名古屋市内での賃貸オフィスの賃料相場は?
名古屋市内における賃貸オフィスの賃料は、西高東低の傾向がみられます。すなわち、西側にある名駅周辺エリアは、名古屋で最も賃料が高い地域となっています。栄から東側の地域は、比較的賃料を抑えてオフィスを探すことが可能です。
名駅周辺エリアでは、オフィスの坪数に関係なく、坪単価が10,000円を下回ることはほぼないと言って良いでしょう。名古屋の繁華街として知られる錦も同様の傾向となっています。栄から少し南に離れた矢場町エリアや、そのさらに南にあたる大須エリアなどでは、坪単価が8,000円を下回るところも多く見られます。栄より東側の地域では、坪単価が5,000円を下回る物件もありますが、先述したように坪単価だけでなくさまざまな観点から総合的に判断して選ぶようにしましょう。
今回のまとめ
名古屋市内の主要駅における、賃貸オフィスの賃料相場は、別の記事でもご紹介します。そちらもぜひ参考にしていただき、納得のいくオフィス探しをしていただければ幸いです。