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初めてオフィス・事務所を借りるときに注意したい4つのポイント
新しく事業を始める際には、ビジネス拠点となるオフィスを用意することから始まります。初めてオフィスを借りるときには、どのような点に注意したらいいのか分からず、適切な探し方を模索する人も多いかと思います。住居を探すのと事務所を借りるのでは、同じ賃貸物件でも探し方が少し異なります。
オフィスを借りるのに失敗しないように、今回の記事で特に大事なポイントをピックアップしてご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
【目次】
1.オフィスタイプの違いに注目する
2.立地・広さ・設備を確認する
3.必ず内見する
4.重要事項説明書と賃貸借契約書の違いを理解する
5.今回のまとめ
オフィスタイプの違いに注目する
近年のオフィスには、一般的な賃貸オフィスのほかにも、レンタルオフィス・シェアオフィス・バーチャルオフィスなど、多彩なタイプのオフィスが見られます。希望するオフィスの規模や従業員数に応じて、まずはこれらのオフィスタイプからスタートして、様子を見ながら規模を拡大していく方法もひとつです。
立地・広さ・設備を確認する
オフィス物件を選ぶときの基本とも言える事項です。
立地は、駅やバス停からの所要時間や、車が欠かせない地域であれば主要道路からの距離などに加えて、周辺にどのような業種の企業があるのかを調査しておくのも重要です。ライバル企業になったり、逆に営業対象の企業になったりする可能性があります。広さに関しては、希望する業務を行える適切なスペースがあるか、必要に応じて会議室や作業スペースを確保できるかなどがチェックポイントです。設備は、OAフロアに対応しているか、どのような電源プラグやブレーカーが使えるかなど、オフィスならではの観点で見ておきたいものです。いざOA機器を導入しようとして、ブレーカーが異なったりアンペアやワット数が違ったり、また業務に合った場所に配線が来ていないと、別途電気の配線工事が必要となる場合があります。
また、ぜひチェックしておきたいのが、セキュリティ以外の管理面についてです。オフィスにおけるゴミ処理は、産業廃棄物扱いとなるため、一般ゴミと同じ出し方はできません。ビルのオーナーが、まとめて処理業者に引き渡してくれるのか、企業ごとで業者と契約しなければいけないのかどちらかです。後者の場合は、自分たちで契約しないとゴミが捨てられなくなってしまうのです。
必ず内見する
候補とするオフィスが決まったら、実際に足を運んだうえで内見しましょう。物件ごとに設備が大きく異なるのがオフィスの特徴であるため、入居後に後悔しないよう細かい部分まで見ておくことが大切です。オフィス設備だけでなく、共有部分の管理状態や周辺環境、駐車場がある場合には車の出入庫の状況などを確認しましょう。
重要事項説明書と賃貸借契約書の違いを理解する
オフィスや事務所として賃貸物件を契約するときには、重要事項説明書と賃貸借契約書が渡されます。この2つの違いを理解しておき、契約後のトラブルを防ぎましょう。
重要事項説明書とは、契約の説明内容が書かれている書類です。宅地建物取引業法で、賃貸借契約を結ぶ前に説明しなければならないと定めているもので、説明を受けた時点で契約を止めても問題ありません。これに対し、賃貸借契約書はその名の通り「契約書」です。基本的に2年間続く契約期間の中で、トラブルを防ぐために条件を書面にしたものです。
今回のまとめ
初めてのオフィス契約は、分からないことばかりで不安に思う人も多いかと思います。疑問な点があれば、不動産会社や仲介業者の担当者に遠慮なく質問していきましょう。