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オフィス・事務所のテーマカラーを決めよう!色が与える印象「赤」
色は、人間の気持ちを大きく左右するものであり、オフィスに取り入れる色を決めるときは、色が持つ印象も考慮する必要があります。オフィスは、エントランス・執務室・会議室・場所によって役割が分かれているため、場所に合わせた色を取り入れることで、業務の効率を上げられる効果が期待できます。
今回の記事では、オフィスに「赤」を取り入れた場合にどのような効果があるのか、詳しく解説します。
【目次】
1.赤が持つ印象とは
2.オフィスデザインに赤を取り入れることで受ける影響とは
3.オフィスデザインに赤を取り入れるときに心がけたいこととは
4.今回のまとめ
赤が持つ印象とは
赤は「情熱の赤」とも言われ、太陽の色であることから、活発・エネルギー・アクティブ・ポジティブなどのプラス要素が強い色とされています。数ある色の中でも、強い刺激を与える色であり、気分を高めてくれる働きを持っています。赤色が視界に入ると、強い印象が残るのも、刺激が強いことが一因となっているのです。赤は、最初に生まれた色と言われており、「はじまりの色」との異名を持つという説もあるほどです。
タイムセールやバーゲンで、赤が多く使われているのは、赤が欲望を刺激する色だと言われているのが理由です。広告に赤を使う時と使わない時とで、売上が数十パーセント変わってくることもあるくらい、大きく影響しています。
オフィスデザインに赤を取り入れることで受ける影響とは
オフィスデザインに赤が入っていると、やる気・情熱・挑戦など気分を高める効果があります。近年では、エントランスデザインに赤を使う企業も増えており、革新的・情熱的なイメージの構築に一役買っています。刺激が強いことを活かして、エントランスのロゴなど強調したい箇所に取り入れると、強い印象を与えることができるのです。
また、会議室に赤を取り入れると、創造的なアイディアが生まれたり、活発な意見交換に繋げられたりできるようになります。企業によっては、会議室の床材のみ赤くしている所も見られるように、広い空間に赤があると、作業効率が上がるケースもあります。会議自体のスピードも上がるほど、その効果は大きなものが見られます。
赤を見続けると交感神経が刺激され、体温や脈拍、血圧などが上がりやすくなるとも言われているほど、赤の影響はとても大きいのです。実際に、赤を使った部屋にいると、体感温度が2度から3度高く感じると言われます。
オフィスデザインに赤を取り入れるときに心がけたいこととは
赤は刺激が強い色ですので、広い場所で多くのスペースを占めたときに、落ち着かなくなってしまう可能性があります。人によっては、興奮して血圧が上がってしまうことも考えられるので、普段から血圧が高めの人は注意が必要です。血の色でもあることから、危険・暴力的・怒りなどのマイナスイメージを持つ人もいる色で、万人受けする色とは言い難いのが特徴でもあるのです。集中力を持続させるのが苦手な人にとっては、赤を見続けるとさらに集中力が欠けてしまう原因にもなりえるとの研究結果もあります。
適度に赤を取り入れるようにし、場合によっては差し色程度で使うことも検討すると良いでしょう。また、白と赤を組み合わせると、おめでたいイメージとなり、企業のイメージとかけ離れてしまうこともあるため、この2色の組み合わせは慎重に検討した方が無難です。
今回のまとめ
赤をオフィスデザインに取り入れるときは、赤が持つイメージを最大限に活かせるような箇所を選ぶのが適しています。業務を素早くこなしていけるように、赤を使って上手に作業効率を上げていきましょう。