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オフィス・事務所のテーマカラーを決めよう!色が与える印象「黒」
オフィスの色は、企業の印象を左右したり、社員の働きやすさに影響したりします。選ぶ色によって、業務の効率や売上に関係することもあるため、色を決めるときには慎重に検討したいものです。企業の業種や、オフィスをどのような雰囲気に仕上げたいかによって、選ぶ色は変わってきますが、今回の記事では「黒」を取り入れたときにオフィスへ与える影響を考えてみたいと思います。
【目次】
1.黒が与える印象とは
2.オフィスデザインに黒を取り入れたときの影響は
3.オフィスデザインに黒を用いるときに考慮したいポイントとは
4.今回のまとめ
黒が与える印象とは
黒は、白やグレーと同じく「無彩色」と呼ばれる色に分類されます。無彩色とは、彩度(色の鮮やかさ・強さの度合い)や色みがなく、明度のみがある色を言います。3つある無彩色の中でも、黒は周囲の色を目立たせる性質があり、黒の部分は引き締まって見えることが特徴です。他の色と組み合わせたとき、黒のイメージの方が強く上乗せされることが多く、重厚感や高級感、スタイリッシュ、存在感、シンプルなどの印象を与えます。大人の雰囲気を演出したい場面でも、黒は良く使われます。
オフィスデザインに黒を取り入れたときの影響は
スタイリッシュな印象を持つ黒は、オフィスデザインに取り入れることで、落ち着いた雰囲気や高級感などを演出させられます。エントランスや応接室の床・テーブルなどに黒を用いると、おしゃれかつ落ち着いた印象に仕上がります。社長室や応接室などに、黒の家具が多く見られるのも、気持ちを落ち着けて調和を取りながら商談を進めるためだと言われています。近年では、パソコン本体の色に、シルバーや白に代わって黒が用いられることも増えましたが、これは重厚感や高級感を出す意味合いが込められています。黒い服を着ると、全身が引き締まって見えるのと同じように、オフィスデザインに黒を取り入れることで部屋がコンパクトに見えるようになります。
オフィスデザインに黒を用いるときに考慮したいポイントとは
オフィスデザインに黒を用いるときには、バランスに注意しましょう。例えば、部屋の壁全体を黒にしてしまうと、圧迫感を感じるため、窮屈な印象になってしまいます。同じように、天井を黒にしたときも、天井が低く見えるために、圧迫感を感じます。黒を取り入れるのにおすすめなのは、ソファーやデスクなどのインテリアやオフィス家具などです。オフィス内のアクセントになるほか、オフィス全体を引き締める効果もあります。
オフィス内の適切な配色の割合とは
オフィスを構成する色の割合は、次のように配分するのがおすすめです。
ベースカラー(床・壁・天井など)…70%
メインカラー(ソファ・キャビネット・カーテンなど)…25%
アクセントカラー(置物など)…5%
基本的に、カラーコーディネートを行うのは3色までで、多くても5色までにまとめることが大切です。あまり多くの色を使うと、雑然とした印象を与え、落ち着かなくなってしまうためです。
黒をベースカラーにするときは、反対色にあたる白をメインカラーに取り入れると良いでしょう。ただ、先述したように、黒を入れ過ぎるとオフィス全体が圧迫感を感じますので、黒を取り入れたいときは業者に相談すると適切な配色を提案してくれます。
今回のまとめ
オフィスデザインに黒を取り入れる場合は、場所や割合を十分考慮することが必要です。高級感を演出するために、黒は重要な役割を果たしますので、黒が持つイメージを上手に活用しましょう。