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2020.12.22

オフィス・事務所の天井の種類と設備を紹介

オフィスの天井がどのようになっているのか、普段はあまり気にする機会がないかも知れません。実は、オフィス天井には複数の種類があり、特徴が分かれているのです。ビルの築年数によって、天井のタイプが異なり、最近ではさまざまなタイプが見られるようになりました。
今回は、オフィスにおける天井の種類と設備をご紹介します。

【目次】
1.オフィスの天井高が持つ役割とは
2.天井の主な種類は3種類
3.天井に付随する設備には何があるのか?
4.今回のまとめ

オフィスの天井高が持つ役割とは

天井があまりにも低いと、人間は圧迫感を感じ、ひいてはストレスも感じるようになります。反対に、高すぎる天井では、居心地が悪いと感じると言われています。お手洗いの天井が低く作られていることが多いのは、安心感を与えるためなのです。
小規模のオフィスや一般事務室などでは、高さが2.6m以上あることが理想だとされています。それより広いオフィスでは、3mかそれ以上必要との考えが広まっています。
また、オフィスの天井が持つ機能のうち、最も重要なのは「人命保護」です。2011年に発生した東日本大震災では、非常に多くの吊り天井が落ち、尊い命が奪われたケースもありました。その後、素材が変更されたり、吊り天井ではなく直天井に変えたりするなどのケースが増加しました。人命保護を重視しつつ、オフィス環境を快適に保つ機能が取り入れられるようになったのです。

天井の主な種類は3種類

オフィスで使われる天井は、主に3種類に分けられます。

グリッド型システム天井

600mm~640mmの、格子状に組まれた天井を言います。照明器具やパネルなどを、部分的に交換することができ、オフィスのレイアウトに合わせて自由に変えることができます。整列されているため、見栄えが良いというメリットもあげられます。ただし、吸音性が低く、地震時に落下する恐れがあります。

ライン型システム天井

天井の仕上げ材と、スピーカーや照明などの設備が一体化している天井を言います。レイアウトの変更にも、ある程度対応可能です。ただ、照明器具が既に組み込まれているため、向きを変えることができません。さらに、大地震などの衝撃がかかった場合に、グリッド型システム天井よりもパネルが大きく落ちてしまうリスクもあります。

従来工法天井

ソーラトン・ジプトーンなどと呼ばれるボードを、タッカーやビスで留めて組み合わせるタイプの天井を言います。システム天井よりも吸音性が高く、簡単に施工でき、普及率も高いことから、材料費を安くおさえられます。その反面、天井設備が動かせないため、レイアウトの自由度は下がってしまいます。多くの場所で採用されている工法で、学校や病院でも良く見られることから、入院中を思い出すと感じる人がいます。

天井に付随する設備には何があるのか?

天井についている設備は、次のようなものがあります。
・点検口…設備配管および配線操作などを点検するときの入口です。
・換気口…空気を循環させるための吹き出し口をいいます。
・スプリンクラー…火災発生時、室内に水を撒き、消火の役割を果たすものです。
・非常照明…停電時に、オフィス内や廊下を照らすための防災設備です。
・煙感知器…煙を感知することで、オフィス内での出荷を知らせる装置です。
・熱感知器…炎の熱などを感知することで、異常事態が起こっていることを知らせる装置です。
・非常放送用スピーカー…非常事態が起こったときに、社内に向けて正確に情報を伝えるための設備です。

今回のまとめ

普段、役割についてあまり考える機会がなかった天井ですが、今回ご紹介したように重要な役目を担っているのです。休憩時間などに、天井を見上げてみてはいかがでしょうか。

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