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2020.12.17

オフィス・事務所にフリースペースは必要か?


フリースペースというと、多目的に利用できる場所という印象を持つ人が多いかも知れません。海外で良く見かけるものですが、日本でも導入や導入検討を進める企業が増えてきました。
さまざまな呼び方で呼ばれるフリースペースですが、実際のところ必要性はどのくらいあるのでしょうか。日本の働き方とも照らし合わせて考えてみたいと思います。

【目次】
1.フリースペースとはどんな定義なの?活用法は?
2.フリースペースは必要?
3.フリースぺ―スを上手に活用するには
4.今回のまとめ

フリースペースとはどんな定義なの?活用法は?

フリースペースには、決まった定義はありません。企業によって「リフレッシュスペース」「カフェスペース」などと呼び方が分かれており、企業に適した用途が設定されているのです。活用法も多岐にわたっており、仕事中に小休憩を取る、反対に集中して作業を行う、簡単なミーティングやセミナーを行う、コミュニケーションをとるなどが主流のようです。
活用法を固定することなく、名の通り「フリーに」シフトできる点が、フリースペースの需要が増えている要因といえそうです。

フリースペースは必要?

結論から申し上げますと、フリースペースは必要です。それには、次のようなメリットが期待できるからです。

疲れを癒し、業務を効率的に進められる

休憩室を設けているオフィスは多いかと思いますが、フリースペースは体を伸ばせる広さがあるところも多くなっています。長時間同じ姿勢で座っていると、ストレスになったり肩こりの原因になったりします。作業効率を上げるために、適度に休憩をとり、疲れを癒すことが大切です。

社員同士のコミュニケーションが活発になり、他部署との交流や意見交換もできる

フリースペースは、ミーティングスペースとして使われることも多く、この場合会議室で行われる会議よりも柔軟性をもった話し合いになるケースが多いのです。堅苦しい会議よりも、意見が言いやすい雰囲気になり、コミュニケーションを多くとることができます。

発想力や創造力を刺激できる

特に、クリエイティブな業種の人は、これまでになかったような柔軟な発想が求められます。フリースペースに座って、デスクと異なる環境に身を置くことで、新しいアイディアが浮かぶかも知れません。

求人募集におけるセールスポイントになる

オフィスの環境は、社員の定着率に大きく関係します。フリースペースを設けることで、居心地が良く働きやすいというイメージがつくので、企業にとって大きなセールスポイントとなります。求人募集を行う際には、フリースペースの存在をぜひ紹介したいものです。

フリースペ―スを上手に活用するには

フリースペースとはいえ、ある程度使用目的を決めておかないと、まとまりのないスペースになってしまいます。中心となる目的によって、スペース内のレイアウトや什器選び、設備などが変わってきますので、目的を絞ると良いでしょう。目的が決まったら、それに沿った設備を用意しましょう。
リラックスが目的であればソファやマッサージチェア、作業できる場所にするならば無線LANなどがおすすめです。広いスペースがとれるのであれば、複数の目的に対応できる設備を揃えるのも良いでしょう。そして、通常の業務スペースとは異なるデザインを採用すると、イメージが変わって気持ちの切り替えができます。

今回のまとめ

働き方の多様化によって、企業に求められるものも変わってきています。オフィスの中に、空いているスペースがあれば、フリースペースの設置を検討するのも選択肢のひとつでしょう。

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