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オフィス環境の作り方

2020.11.20

オフィス・事務所を構える際に知っておきたいデスクの選び方

デスクワーク中心の仕事であれば特に、デスクの使い勝手の良し悪しが業務効率や生産性に大きく影響します。
今回は、オフィス・事務所を構える際のデスクの選び方について考えてみましょう。

【目次】
1.サイズは業務スタイルとフロア面積をベースにして決める
2.タイプと収納性は業務内容をベースにして決める
3.レイアウト変更の可能性を考慮する
4.今回のまとめ

コンセプトやターゲットを明確にする

オフィスで使われるデスクの標準的なサイズは、幅1200mm×奥行き700mmと言われています。卓上電話とデスクトップPCもしくはノートPCが置かれた状態で、さらに書類を置けるサイズ感です。高さは、従来一般的だった700mmのほか、近年では車椅子での利用にも対応する720mmも普及しつつあります。
しかし、デスクのサイズは、とりあえず標準サイズにしておけば大丈夫というものではなく、業務スタイルとオフィス面積に応じて決まってくるものです。複数台のモニターを使ったり、図面やデザイン画などを何枚も広げながら仕事を進めたりといったスタイルなら、業務に支障をきたさないようデスクの天板面積に余裕のあるものを選びましょう。逆に、外回りが多く、オフィスでは日頃持ち歩いている小型のノートPCを広げる程度なら、ひと回り小さいサイズでも問題ないでしょう。
また、フロア面積に不釣り合いな大型デスクを選んでしまうと、座席と背面(壁面やキャビネット)との距離、デスクとデスクの間の通路幅などを確保できなくなってしまいかねません。ギリギリ並べられたとしても、いかにも窮屈そうな見た目では快適ではありませんし、動線が悪くなってしまっては非効率です。
実際に配置したときのイメージを確認できるソフトもありますので、利用してみるのも良いかもしれませんね。

「目指すところ」に適した場所で開業する

デスクには平机、片袖・両袖、L字型のほか、近年増えているフリーアドレス向きの長机などがあります。どのタイプにするかは業務内容をもとに検討しましょう。
いくつも資料を広げたり、キーボードやモニターを複数台使用したりする専門職などには、作業性の高いL字型。バランスの取れた環境が望ましい事務職全般には平机や袖机といった具合です。
収納性について検討する際にも、業務内容をベースにします。担当別に個人で所有する資料が一定量あるような業務であれば、個々のデスクに棚や引き出しが必要です。反対に、個人で所有するファイルなどはほとんどなく、データベースもしくは共有の紙資料へのアクセスが大半の業務であれば、シンプルな平机にチームごとの共用収納場所を組み合わせるスタイルが選択肢となってきます。
また、個々のデスクに引き出しを設ける場合、片袖や両袖といった引き出しが備え付けになったタイプを選ぶのもよいですが、よりフレキシブルな平机+ワゴンの組み合わせもおすすめです。

レイアウト変更の可能性を考慮する

採用人数増や組織変更にとどまらず、事業拡大や移転、場合によっては業種転換すらあり得るのがビジネスです。
魅力あるオフィスづくりのために斬新なデザインのデスクを選ぶのも素敵なアイデアですが、将来的なレイアウト変更を見越して揃えるという意味では、オフィス家具、中でも展開アイテム数が多めの定番シリーズが安心でしょう。オプションや拡張性が充実しているので、必要に応じて後から買い足せるだけでなく、棚やパネルの追加などにも柔軟に対応できます。

今回のまとめ

オフィス・事務所での毎日の業務効率を左右するデスクは、適切なサイズ・タイプ・収納性のものを選びたいものです。サイズについては業務スタイルとフロア面積から、タイプと収納性については業務内容から割り出しましょう。
また、将来的なレイアウト変更の可能性も考慮するのであれば、ある程度の拡張性を持ったシリーズオフィス家具が手堅いと考えられます。

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