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2020.11.13

角地のビルに事務所・オフィスを構える場合のメリット・デメリット


角地とは、2本の道路が交わった角に面している土地をさします。一般住宅では、角地の人気が高いのですが、角地に建っているビルに事務所やオフィスを構えようとすると、事情は変わるのでしょうか。
角地のメリット・デメリットを、この記事で詳しく解説します。

【目次】
1.角地にあるビルのメリットとは
2.角地にあるビルのデメリットとは
3.賃貸事務所の移転を考えるタイミングとは
4.今回のまとめ

角地にあるビルのメリットとは

角地にあるビルは、角地でない場所よりも目立ちやすく分かりやすいため、アクセスしやすい点がメリットです。事務所・オフィスだけでなく、店舗として利用したいときにも、角地が好まれることがあります。人通りが多いことで、人目につきやすくなるため、空き巣や不法侵入などの防犯面でも優れていると言えます。2方向が道路に面していることで、採光も良く、陽の光をオフィス内で感じながら仕事ができます。
また、特に南東や南西に面した角地の土地評価が高く、土地の価値も下がりにくい傾向があります。角地に自社ビルを持っていて、万が一将来手放す必要性が生じた場合でも、資産価値は高いままなので、土地価格が大幅に下落する可能性は低いと言えるでしょう。

角地にあるビルのデメリットとは

角地のメリットに取り上げた採光の良さは、デメリットにもなるのです。夏の日差しは、オフィス内に強く入り込み、温度が急上昇することも多くなり、光熱費が上がる恐れがあります。窓にブラインドをつける、遮熱効果の高い窓ガラスを取り入れるなどの工夫が必要です。
また、1階にオフィス・事務所を構える場合には、外から内部が見えにくくなるような対策が求められたり、通行量の多い角地でトラックなどの騒音が気になったり、交通事故が起こったときに敷地に乗り上げる・塀に激突するなどの被害を受けたりする恐れもあるのです。事故の二次被害を受けるリスクは、角地でない敷地よりも高いと言えるでしょう。
そして、角地の方がビルの土地価格が高い分、賃料も高い傾向が見られます。

賃貸事務所の移転を考えるタイミングとは

賃貸でオフィスや事務所を使用している企業であれば、少なくとも1度は移転を検討することがあるでしょう。たとえ、立地条件が良い角地のビルであっても、その他の条件が合わなくなってきたのならば、移転の必要性に迫られるかも知れません。次にあげるポイントの中で、該当するものがあれば、検討を考えるタイミングかも知れません。

社員数が増減したとき

今の事務所に入居してから、社員数が1割以上増減していれば、オフィス面積の再検討が必要と言われています。事務所内にデッドスペースが増えていたり、反対に事務所が手狭に感じたりすれば、タイミングを迎えていると言えます。

契約更新の時期が近づいたとき

賃貸オフィスは、2年更新のところが多く見られます。このタイミングで、さまざまな角度から判断する企業も多いのです。

賃料が上がる予告を受けている場合

ビルやビル周辺の地価が上がると、賃料も上がるケースが主流です。賃料が上がっても、今のオフィスで満足できるのかどうか、考えるきっかけにすることもあります。

建物の老朽化が目立つとき

大地震への備えとして、新しい耐震基準を満たした建物へ移転する企業が増えています。移転先で賃料が上がっても、安全には変えられませんし、業務の効率化が図れることもあるので、総合的に見るとコスト削減につながる場合があるのです。

今回のまとめ

角地のビルは、立地の良さがそのまま企業のイメージにつながる場合もあり、メリットはたくさんあります。ただし、ご紹介したようなデメリットもありますので、企業の業務形態に合わせて慎重に検討すると良いでしょう。

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