COLUMN
お役立ち情報
オフィス・事務所で必要な新型コロナウイルス対策について
新型コロナウイルスの感染拡大以降、生活のあらゆる場面で感染対策が求められるようになりました。もちろん、オフィスも例外ではありません。多くの人が1つの空間で働くオフィスは、クラスター発生のリスクも高く、特に厳重な対策が必要な場所なのです。
ここでは、オフィス・事務所で求められる新型コロナウイルス対策について見ていきましょう。
【目次】
1.テレワークや時間差出勤で「密」を回避
2.飛沫はアクリル板で防ぐ。物の受け渡し・使い回しも減らそう
3.徹底した手洗い・換気・消毒は何よりも重要
4.今回のまとめ
テレワークや時間差出勤で「密」を回避
新型コロナウイルスの感染を避けるためには、いわゆる3密(密閉・密集・密接)を避けることが非常に重要です。そのためには、なるべく人を密集させないよう、レイアウトを工夫しなければなりません。デスクは2m以上の間隔を空け、従業員同士が向い合わないように配置するのが望ましいでしょう。また、オフィスの面積を広くするか、一度に出社する従業員の数を減らすことによって、人口密度を下げるのも有効です。主な方法としては、以下のものが挙げられます。
テレワーク
モバイルツールなどを駆使して、出社せずに離れた場所で業務を行う方法です。自宅で仕事をする在宅勤務や、サテライトオフィスを確保しての分散勤務、自由な場所で仕事をするモバイルワークなどに分けられます。
時間差出勤
従業員の勤務時間を少しずつずらす方法です。チームの半分が2時間遅れて出退勤するだけでも、一度に社内にいる人数を減らすことができます。
ローテーション勤務
部署やチームを2つ以上のグループに分け、交代で出勤する方法です。1日の中で2つのグループを入れ替える、それぞれが1日おきに出勤するといったパターンが考えられます。
いずれの方法も、可能な職種・業種が限られること、機材の購入費用がかかること、従業員の管理が難しくなることといった問題点があります。自分たちの会社や部署にどの方法が向いているのか検討し、計画的に導入しましょう。
飛沫はアクリル板で防ぐ。物の受け渡し・使い回しも減らそう
新型コロナウイルスの主な感染経路は、感染者の飛沫(くしゃみ、つばなど)を吸い込むことによる飛沫感染と、手やドアノブを介してウイルスが付着する接触感染があります。オフィスでも、これらの予防を意識した対策を立てなければなりません。以下の方法を実施してみましょう。
マスク、手袋の着用
マスクの着用は基本中の基本です。必要のない会話も控え、トイレのハンドドライヤーも使用中止にしなければなりません。余裕があれば、医療用ゴム手袋などを着用して、直接物に触れる機会を減らしましょう。
作業スペースを仕切る
アクリル板やパーテーション、ビニールカーテンなどによって作業スペースやデスクを仕切れば、飛沫が飛び散るのを最小限に抑えられます。清掃のしやすさを考慮すると、ビニールカーテンよりもアクリル板の方がおすすめです。
受け渡しや使い回しを減らす
複数の人が同じものに触れる機会が多いと、どうしても感染のリスクは高まってしまいます。資料は極力デジタルデータを使用する、郵便物の受け取りや資料の印刷は同じ人が担当する、パソコンや固定電話は特定の人が独占使用するといった対策を取りましょう。
徹底した手洗い・換気・消毒は何よりも重要
ここまでご紹介してきたような対策を取っても、オフィスへのウイルスの侵入や飛沫の飛散を完全に防ぐことはできません。そのため、ウイルスが存在していることを前提とし、オフィス内を清潔に保つ必要があります。主な方法を挙げてみましょう。
手洗いの徹底
頻繁な手洗いは非常に重要です。入り口に消毒液を設置して出入りのたびに消毒するのはもちろん、食事の前や咳・くしゃみをした後、共用設備を触った後などは、積極的に手を洗いましょう。なるべくハンドソープや石鹸を使用し、1回20秒ほどかけて丁寧に洗うのがおすすめです。
換気の徹底
窓が開放できる環境なら、概ね30分おきに数分間の換気を行いましょう。複数の窓やドアを開けると、空気の流れが生まれるので換気効率がよくなります。
消毒・清掃の徹底
デスクの周辺や共用設備、ドアノブやエレベーターのボタンなどは、積極的に消毒を行いましょう。雑巾ではなく、使い捨てのペーパータオルを使用するのがおすすめです。ゴミの回収もこまめに行い、鼻水や唾液が付着しているゴミは密閉して捨ててください。
今回のまとめ
新型コロナウイルスは、どのようなオフィスでも感染する可能性があります。しかし、正しい対策を取れば、感染リスクを極力下げることが可能です。「ウィズコロナ」の状況は当面続くと考えられますから、オフィスごとに最大限の対策を講じて、この苦境を乗り切りましょう。