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オフィス・事務所の賃料・坪単価の相場(千種駅エリア編)
みなさんは、オフィス・事務所として使用する物件を探す時、まずどのようなポイントに注目しますか?「駅に近いこと」「周囲の環境がいいこと」など、様々な条件が挙げられると思いますが、無視できないのが賃料の問題です。安ければいいわけではありませんが、その他の要素とのバランスは考慮しなければなりません。
ここでは、千種駅エリアの賃料・坪単価の相場を見ていきましょう。
【目次】
1.千種駅エリアの坪単価は、20坪~30坪で9,500円
2.千種駅は繁華街に挟まれ、様々な性質を持つエリア
3.オフィスの賃料は、駅との距離や設備、築年数によって決まる
4.今回のまとめ
千種駅エリアの坪単価は、20坪~30坪で9,500円
現在、千種駅エリアの坪単価の相場は、概ね以下のようになっています。
20坪~30坪:9,500円
30坪~50坪:9,000円
50坪~100坪:8,000円
100坪~200坪:1万1,000円
オフィス街ではないので物件数自体がそれほど多くなく、100坪を超えるような大型の物件はかなり少ないのが特徴です。坪単価も比較的安く、伏見駅エリアなどのオフィス街や栄駅エリアのような繁華街よりも下回っているため、なるべく賃料を抑えたい時に向いているでしょう。とはいえ、ただ安いというだけで物件を決めてしまうと、何らかの問題が生じる可能性もあります。最適なオフィスを選ぶためには、街の特徴を押さえておくことが重要です。
以下の項目では、千種駅エリアの特徴や賃料を左右する要因について見ていきましょう。
千種駅は繁華街に挟まれ、様々な性質を持つエリア
千種駅は、名古屋でも有数の繁華街・歓楽街である今池駅の、1つ西側に位置する駅です。千種駅から2つ西側にいくと、同じく名古屋最大級の繁華街を有する栄駅があります。名古屋駅からは多少離れていますが、電車を使えば約10分・乗り換えなしで行けるので、アクセスは悪くありません。街としての性格は、ビジネス街・商業地・住宅街の性質を併せ持っているのが特徴です。超高層ビルもないわけではありませんが、どちらかというと、低層・中層のビルが目立ちます。騒がしすぎず静かすぎず、なおかつ繁華街へのアクセスは良好と、バランスのいいエリアです。
特徴的な施設としては、大手予備校である河合塾の本部があります。その影響か、全体的に予備校や専門学校が多く、一種の学生街を形成しているのです。学生や若者を主な顧客とする企業の場合は、注目する価値が十分あるでしょう。
オフィスの賃料は、駅との距離や設備、築年数によって決まる
千種駅エリアの特徴を確認したところで、どのような要素が賃料に影響を与えるのかを見ていきましょう。賃料を左右する主な要素は以下の通りです。
駅からの距離
多くの場合、最も重要性の高いポイントです。駅が近い=交通の便がいいということで、その場所の価値は飛躍的に高まります。それに比例して賃料もアップするのです。ただし、路線が1つしか通っていないような小さな駅の場合は、大規模な駅に比べて距離の影響も小さくなります。
物件の規模
賃料は坪単価×坪数で算出されるため、規模の大きな物件になるほど賃料も高くなります。広いオフィスは開放的で魅力がありますが、必要以上に広い物件を選んでしまわないよう、適切な面積を検討しましょう。
築年数・構造
完成から間もない物件は賃料が高くなり、古い物件は安くなります。古い物件は老朽化が進んでいるだけでなく、耐震性や断熱性が十分でないこともあるため、注意しなければなりません。また、小規模な物件は木造の場合もありますが、耐久力で鉄骨造や鉄筋コンクリート造に劣るのは否定できないので、使用に耐えうるかどうかは十分に検討しましょう。
設備
セキュリティや空調システム、エレベーターといった設備が充実している物件は賃料が高くなります。また、コンビニやカフェなどが入っている物件も増えていますが、これも賃料をアップさせる要素です。便利なのは間違いありませんが、賃料に見合った価値があるかどうかはよく考えましょう。
千種駅エリアの賃料相場が比較的安いのは、街としての規模がそれほど大きくないことや、名古屋駅から多少距離があることなどが関係していると考えられます。とはいえ、2つの繁華街に囲まれているのは事実ですから、十分魅力のあるエリアです。
今回のまとめ
特定の地域に強いこだわりがある場合、「いくら払ってでもオフィスを構えたい」という考え方は決して間違っていません。一方、「費用に制限があるので、それを超えてしまうくらいなら別のエリアを探す」という選択もあるのです。どのような要素を優先すべきなのかを考え、できるだけ理想に近いオフィスを探し出しましょう。